薄いを英語で使おう

Luke
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。日本語で英語を説明することが趣味です。

僕は、日本語を話す際に「細い」と「薄い」をよく混同してしまいます。なぜかというと、両方とも thin という英語を使うからです。例えば、細い鉛筆は thin pencil といい、薄い紙は thin piece of paper といいます。

I have thin arms and even thinner legs.
私は腕が細く、さらに脚が細いです。

それなので、日本語に不慣れな英語圏の人は、thin を表す日本語を使う前に、それがどんな形なのか、つまり薄いのか細いのを考えないといけないので、難しいと思います。
しかし、薄いという言葉は、形の話だけではなく、飲み物、色などに対しても使いますね。そのような場合、thin という英語は使いません。

weak

コーヒー、紅茶、アルコールの話では、weak を使います。

I like to drink weak coffee at night.
私は夜に薄いコーヒーを飲むのが好きだ。

Americans like their tea weak.
アメリカ人は薄い紅茶を好む。

I hate that bar because it only serves weak cocktails.
あのバーは薄いカクテルしか出さないので、大嫌いだ。

Once the ice melted, the whiskey was weaker.
氷が溶けて、ウィスキーが薄まった。

「濃い飲み物」を表すには、strong を使います。

bland

また、食べ物の味が薄い場合、bland を使います。

A lot of people say that British food is quite bland.
多くの人は、イギリス料理の味が薄いと言います。

あまり味がない場合、not flavorful も使えます

This soup isn’t particularly flavorful.
このスープはあまり味がない。

watered-down

食べ物や飲み物に水を入れると、watered-down というフレーズを使います。例えば、ビールに水を入れると、watered-down beer と言います。
watered-downは比喩的な使い方もあり、内容が薄くなったという意味になります。

This seems like a watered-down plan compared to the original.
元の計画と比べると、これは中身の薄い計画のように感じる。

lightとpale

「色が薄い」ならば、light や pale を使います。

light blue/pale blue
薄い青
dark blue
濃い青

light は「明るい」という意味ですが、色と組み合わせると、「薄い」という意味になります。日本人の中では、light blue と聞いて明るい青を想像する人が多くいるかもしれませんが、薄い青ですので気を付けましょう。

髪の毛の話

最後は、僕が1番恐れている薄いの使い方です。はい、髪の毛です。この場合、形容詞の thin も使います。

He has thin hair.
彼は髪の毛が薄い。

そして、この場合、thin を動詞としても使えます。

Oh God! I think my hair is thinning!
どうしよう!僕の髪の毛が薄くなってきてる!

5 件のコメント

  • Hello
    たまたま英会話の集まりで、味(taste)の「薄い」「濃い」の話題が出たので参考になります。
    英会話で「濃い」はtoo muchと聞いたのですがそれで伝わるのでしょうか?
    例)塩味が濃い(塩辛い)=too much salty

  • Hi Luke, “don’t worry!” (^▽^)
    If you worry about the future of your hair since your father’s hair is thin, you don’t need to worry about it!
    But if your maternal grand father’s hair is thin, unfortunately.., there would be a high possibility that also your hair will be thin…(/_;)
    Anyway, thank you for always giveing us useful articles!
    P.S. Shepherd’s Pie is one of my specialty!(^_^)b

  • 「この英語どう違う」をアマゾンで買いまして、うちのちっちゃい英会話クラスで使わして貰います。
    色々な方の色々な意見を拝見するのがおもしろいというか、ええっ!!と戸惑うというか・・・
    ルークさんに初めてイギリスの正式名称を教えてもらいました。
    有難うございます。
    それと、trip、journey、travel、voyageの区別が初めてわかりました。有難うございます。まだ全部読んでいないので、最後まで読むのが楽しみです。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。