もしも英語の I「私」が小文字だったら世界はより平和になるでしょうか?

大文字のIと小文字のI
Luke
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。日本語で英語を説明することが趣味です。

なぜ英語の I「私」が大文字ですが、you「あなた」などが小文字でしょうか?

英語の I「私」が大文字ですが、you「あなた」などが小文字です。これは不合理ですね。

中世イギリスには、手書きの写本を作っている修道士にとって、小文字のi は綺麗に見えないので、大文字のIを書くようになりました。しかし、この習慣は予想もしていない結果がありました。

英語の I はドイツ語のichに由来します。古代英語では、私は「I」ではなく「ic 」でした。でも、時間と共にイギリス人は発音しづらいicを言わなくなり、I と言うようになりました。

英語の私の進化

Ich – > ic – > i -> I

大文字のIの影響

英語では、大事なことを大文字にする傾向があるでしょう。自分の母と父はMomやDadと言います。神様のGodも大文字にします。

ですので、英語のネイティブは以下のような文章を見ると、

Porky
I love you.
あなたが大好き。
Kirk
I am so happy to see you again!
あなたとまた会えて嬉しい!

無意識に相手よりも自分のことを大事に感じます。

もしも、英語の I が小文字だったら。。。

一方で、Youが大文字で、Iが小文字であれば、全く違う印象を与えるでしょう。

i love You.
あなたが大好き。

Kate
i am so happy to see You again!
あなたとまた会えて嬉しい!

私はあなたとまた会えて本当に嬉しいです。
i hope We can be together.

ルークのアドバイス
Luke
このような文章を読むと、相手の方が大事だと感じませんか?

私たちが使う言語は考え方に大きな影響があるので、英語でI を大文字にしてyouを小文字にすることは、英語圏の国の個人主義を強めたのではないでしょうか?

もしも、Youが大文字で、Iが小文字であれば、そちらの世界の方がより利他的になって、もう少し平和になると思います。

2 件のコメント

  • 日本語では基本的に省略されます。iより小さくなって消えてしまいました。youもしばしば省略されます。

    ところで英語にはThank Youという素敵な表現もありませんか?

    • コメント、ありがとうございます!youは良く uになりますね。
      Thank youについての記事を書きたいですね。イギリスでは、thank you の代わりに、ta とcheersを良く使います。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。