「stuck」の意味と使い方 -「stuck in」、「stuck on」、「get stuck into」

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

今回、「stuck in」、「stuck on」、「get stuck into」などの表現を見てみます。実際、「stuck」は「stick」という動詞の過去形ですが、以下の表現と使い方では、「stick」ではなく、「stuck」だけが使えます。

僕は「stuck」という言葉について考えると、子供の時に、湿地に入って、泥の中にはまり込んで、足を動こうとしても働かせなかった時のことを思い出します。
(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

その時は、僕は

1. Help. I am stuck in a bog!
助けて!沼にはまり込んだ!

と叫んだかもしれません。日常生活の中にも、「stuck」を使う機会が沢山あります。「はまり込んだ」だけではなく、「行き詰まった」、「動きが取れない」という意味にもなります。例えば、あなたが海外の会社で働いているとすると、一日中「stuck」を以下のように使えるでしょう。
まず、朝のラッシュアワーの交通渋滞では、

2. I’m stuck in a traffic jam.
渋滞に巻き込まれている。

と言えます。そして、その日本当に運が悪かったら、会社に行く前に、

3. I just got stuck in an elevator!
エレベーターに閉じ込められた!

やっと職場に着き、仕事を始めますが、出費を計算すると、さまざまな問題が起こります。その時に、

4. Hey, sorry to bother you, but I am kind of stuck on these calculations.
お忙しいところですみません。この計算に少し困っています。

と言うと、隣の人はあなたに次のようなことを言うかもしれません。

5. Don’t worry. I can help you out whenever you get stuck.
心配しないで、困っている時には、いつもでも手伝うから。

上記の例文のように「stuck」の後に続く「on」が続く時には、「困った」や「にっちもさっちもいかない」という意味になります。
そして、ミーティング中にあなたにこんな内緒のメールが届いたら、以下のような返事をこっそり書けるでしょう。

6. Hey, you want to have lunch?
ねえ、一緒に昼ごはんを食べない?
I am sorry but I’m stuck in a rather difficult meeting.
ごめん。今厄介なミーティングにいるので、行けないと思う。

もしかしたら、あなたの厄介なミーティングの話題はこの長く続く不景気かもしれません。

7. Japan has been stuck in a recession for four years.
日本は四年間不景気のままですね。

例文を見ると、「stuck」は「行き詰まった」、「動きが取れない」、「困った」などの意味だと分かるでしょう。
次は、「get stuck into」という表現を見ます。僕は「get stuck into」という表現を聞くと、袖をまくりあげている修理工を想像します。なぜかというと、「get stuck into」は難しい仕事をする前によく使う表現だからです。気合いを入れて仕事を頑張るという意味になります。工事現場でも会社でも耳にします。「get stuck」の後に目的語がない場合は、「in」だけを使います。
get stuck in + .
get stuck into + 目的語 + .

8. Alright lads, let’s get stuck in!
さあ、これから頑張ろうぜ!

9. Jane has really gotten stuck into her new job. She has really been a big help.
ジェーンは新しい仕事を懸命にやっているよね。本当に助かっている。

10. The sooner we get stuck into this, the better!
この仕事を早く片付けたほうがいいね!

最後に、誰かが好きになった時に、「stuck on you」と言えます。あなたに夢中になったという意味になります。実際、日常の英語では、この表現を聞くことはほとんどありませんが、歌の歌詞にはたまに「stuck on you」がたまに出てきます。また、数年前に「Stuck On You」という結合双生児についての映画がありました。

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

3 件のコメント

  • いつも英語の参考にさせていただいています。
    ありがとうございます。
    I’m stuck with you。
    はどんな意味になりますか?

  • 大変おもしろく、どのようなときにどんな風に使うのか、状況がわかりやすかったです。
    ありがとうございました。(^ー^)

  • Thanks, Luke. Although I spent more than 10 years in the US, I’m still struggling with English. I’ll “stick it out.”
    I have a quick question about the expression “to get stuck in” According to the Longman English Dictionar, this is an expression used in Britain. I never heard anyone say that in the US. It doesn’t really matter much anyway. I speak English with a perfect English accent.

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