英文レジュメの三つのスタイル

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

英文のレジュメは三つのスタイルに分類されます。 80年代までは、「chronological resume」が通常使われていましたが、80年代に入り、雇用状況が不安定になると、一生同じ会社や業界で働く習慣がなくなってしまいました。その雇用状況によって、「functional resume」というスタイルが生み出されました。転職や休職をしたことのある求職者が、よくこの新しいフォーマットを使うようになりました。しかし、このレジュメを重んじる採用者則には、あまりいいイメージを与えなかったので、「functional resume」と「chronological resume」を組み合わせる「combination resume」が誕生しました。

ここで、皆さんはこれらのスタイルを明確に理解するために、レジュメのサンプルや見本を見たほうがいいのですが、この投稿では、これらの三つの英文レジュメのスタイルの特徴を説明し、それぞれのスタイルはどんな求職者にふさわしいのかという質問にも答えます。

Chronological Resume

クロノロジカル英文レジュメのchronologicalは「年代順」という意味がありますので、その使途は自分の学歴や職歴を時系列で記載することにあります。 日本の履歴書とは違って、クロノロジカルレ英文レジュメにおいては、新しい順に記載します。このフォーマットはもっとも伝統的で、もっとも無難ですが、最近他のファーマットが使われるようになって、クロノロジカル英文レジュメは少し月並みな物になりました。このレジュメのスタイルは採用者側に届けられる山積みとなったレジュメの中ではあまり目立ちません。
クロノロジカル英文レジュメは職歴を最初に書きますので、職歴が極めて重要なポイントでありますで。このスタイルの職歴は寺家列に沿って並べられますので、求職者の職歴を簡単に理解できます。そのため、クロノロジカル英文レジュメのもっとも大きなメリットは、採用者に信頼性を伝えることができます。なぜならば、採用者側は簡単に休職時間や空白時間がわかり、求職者が昇格したことや降格したことも簡単にわかるからです。つまり、このスタイルでは、求職者は職歴の問題を簡単に隠すことが出来ません。
ただし、クロノロジカルレジュメの短所は求職者の技能や技術を上手くアピールできないことが問題です。順序が既に決められていますので、応募するポジションにふさわしい技術を見せるのが難しいのです。そういった事から、このスタイルの英文レジュメを書く時には、「Objective」や「Statement」という部分を書いたほうがいいでしょう。

クロノロジカルレジュメがふさわしい方
一般の就職者
伝統的な仕事に応募する方 「教授、弁護士」
クロノロジカルレジュメがふさわしくない方
空白期間があり、職歴が奇麗に埋まっていない方
転職が多い方
休職していた方

Functional Resume

ファンクショナルレジュメのfunctionalは「機能的」という意味があり、その使途は経歴より業績や技能を強調することにあります。自分の技能、経験などを分野別に記載し、職歴は最後にリストを挙げます。このフォーマットはもっとも自由なフォーマットで、もっとも
機能性のある職務経歴書であると言うことができます。採用者側は、この英文レジュメを読むと、求職者の技術や能力をすくに理解出来ます。また、その求職者が会社にどんな利益をもたらすのかを、はっきり分かることが出来ます。一方、ファンクショナルレジュメの職歴掲載方式はクロノロジカルレジュメより分かりにくいです。 つまり、このレジュメは一長一短なのです。レジュメの専門家によると、ファンクショナルレジュメは業種を変えたい求職者に一番適切なレジュメだと言えます。なぜならば、求職者が求めている業種に対して役に立つ技術を重視しながら、新しい業界に関係のない仕事を重視しないからです。

ファンクショナル・レジュメがふさわしい方
業種を変えたい方
50代以降の方
ファンクショナル・レジュメがふさわしくない方
職歴が安定した方

Combination Resume

コンビネーション・英文レジュメのcombinationは「組み合わせ」という意味があり、その使途はファンクショナル・レジュメの長所とクロノロジカルレジュメの長所を合わせたことを強調することにあります。コンビネーション・英文レジュメがもっとも新しく、90年代に入り、アメリカで人気となりました。ファンクショナル・レジュメと同様に、最初に自分の「qualifications – 技能」を記載します。採用する側の会社に、自分がどういう風に貢献が出来るのか、どんな経験をもたらすのかという情報、このフォーマットによって上手くアピール出来ます。「qualifications」以下に、年代順で職歴を記載します。このレジュメにはほとんど欠点がありません。採用者側が求職者のアピールポイントがすぐにつかめるし、職歴も分かりやすいです。もちろん、伝統的な会社への応募には、クロノロジカルレジュメのほうがいいですが、そういう会社以外は、コンビネーション・レジュメがとても効果的です。強いて言うと、一つの弱点は、「qualifications」と職歴が重複してしまう箇所があるので、フォーマットは長くなる傾向があり、たまにしつこく感じさせてしまう点が唯一の欠点でしょうか。

ファンクショナル・レジュメがふさわしい方
一般の求職者
ファンクショナル・レジュメがふさわしくない方
転職が多い方
休職をした方

これらの三つのレジュメのスタイルをより理解出来るように、三つのレジュメのサンプルを作りました。普通のレジュメを読むのは少しつまらないと思いますので、ハリーポッターがレジュメを作るとしたら、どんなレジュメを書くのかと想像してみました。
ハリーポッターのクロノロジカル・レジュメのサンプルは以下に書いてあります。
クロノロジカル・レジュメ
ハリーポッターのファンクショナルレジュメのサンプルは以下に書いてあります。

ファンクショナルレジュメ

ハリーポッターのコンビネーション・レジュメのサンプルは以下に書いてあります。
コンビネーション・レジュメ

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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