near とcloseの違いはなんでしょうか?

nearとcloseの違い
Luke
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。日本語で英語を説明することが趣味です。

closeとnearは両方「近い」という意味になります。しかし、closeだけを使った英語のフレーズとnearだけを使った英語のフレーズがあるので、今回、nearとcloseの使い分けを紹介したいと思います。

距離の使い方

距離について話すときに、closeとnearは同じ意味になります。

The train station is near my apartment.
The train station is close to my apartment.
駅は私のアパートの近くにある。

上記の例文のように、near + 場所 や close to + 場所  というパターンをよく使います。
前置詞のnear を使うときに、toをつける必要ありません。前置詞のcloseにtoを付けます。

人間関係の使い方

しかし、人の関係について話すときに、意味は大分ことなります。

I am close to my older sister.
私は姉と仲がいい。

I am near my older sister.
私は姉の近くにいる。

closeを人に対して使う場合、意味は「親しい」になります。nearは人に対しても場所に対しても同じ意味になります。
ですので、人間関係について話すときに、nearではなく、closeを使います。例えば、「彼女は親しい友達です。」と表したい場合、
❌ She is a near friend.ではなく
She is a close friend.
と言います。
この場合、closeは形容詞として使われているので、toは必要ないです。

nearを使ったフレーズ

nearとcloseを使うときに、いろんな決まったフレーズに注意する必要があります。
❌It was a close miss.
It was a near miss.

英語 日本語
near miss ニアミス
near beer 弱いビール
near-death experience 臨死体験
near future 近い将来

closeを使ったフレーズ

❌ It was a near contest.
It was a close contest.

英語 日本語
close contest 互角の戦い
close race 接戦
close encounter 接近遭遇
close call 危機一髪
close neighbor 親しい隣人

near neighbor は近くに住んでいる隣人という意味になりますね。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。