go to the dogsの意味とは ー 米大統領選とBrexitの影響でこのフレーズはアメリカとイギリスでより使われるようになるかもしれません

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。日本語で英語を説明する趣味です。

国民投票でイギリスはEU離脱が決まったので、僕は自分の国はダメになったなとよく思うようになりました。今日の米大統領選の結果もアメリカにあまりいい影響を与えなさそうです。イギリスとアメリカの現状を表すには、go to the dogsというフレーズがぴったりだと思います。何故ならば、以前は成功していた施設や国がダメになった時、go to the dogsを使うからです。


5年後、イギリスについて話す時に、以下の例を言えるかもしれません。

After the Brexit vote, the UK went to the dogs.
EU離脱の国民投票の後、イギリスは落ちぶれた。

go to the dogsを日本語にすると、「落ちぶれる」や「ダメになる」が良いでしょう。別な英語にすると、「become much less successful than before」といえます。上の例を使うと、以下のようになります。

After the Brexit vote, the UK went to pot.
離脱の国民投票の後、イギリスは落ちぶれた。

go to potというフレーズも同じように使われます。

After the Brexit vote, the UK was much less successful than before.

go to the dogsは文字通りに、「犬に行く」ですが、なぜこのフレーズは「ダメになる」や「おちぶれる」という意味でしょうか。昔、捨てたいゴミやいらない食べ物は犬にあげたので、ダメになった食べ物などはgo to the dogsというようになったという説があります。

When I went to this school, it was a great place. Now it’s really gone to the dogs.
私がこの学校に通っていた頃は、素晴らしいところだった。今は本当にダメになった。

The bus service has really gone to the dogs lately. It’s not like it was before!
最近このバスのサービスはダメになった。前みたいな感じじゃない!

人のキャリアがダメになる時にもgo to the dogsが使えます。

His career as a scientist went to the dogs after he took up drinking.
彼はお酒をたくさん飲むようになってから、キャリアはダメになった。

この記事を読むと、みなさんは僕が米大統領選とBrexitの投票とでがっかりしたことが分かると思います。日本もgo to the dogsにならないといいですね。

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こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。