long shotは昔帆船に関する用語だったけど、現在どういうふうに使われているでしょう。

Luke
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。日本語で英語を説明することが趣味です。

long shotは帆船の戦艦があった頃から使われるようになりました。昔の戦艦の大砲では正確に別の船に当てることができなかったので、通常近くから撃つ必要がありました。遠くから別の船を撃つことにはメリットがありましたが、外れる可能性はとても高かったです。大砲を使う時代はもうずいぶん前ですが、このフレーズはまだよく使われています。

成功する確率が低いけど成功した際には大きなメリットがあること、特には勝ち目のある計画やアイディアに対して使います。
こういったフレーズを紹介したいときには、次のようなパターンを使います。

It’s a long shot, but + 計画やアイディア

この場合、It’s a long shot, but は「だめもとですが」に似ています。
例えば、

It’s a long shot, but why don’t we try to create a virtual reality shop on our website?
だめもとですが、バーチャルリアリティのお店を作ってみませんか?

また、考えていた計画が思った通りにいっていない時に、long shotを気休めとして使えます。

Well. I suppose it was a long shot anyway.
まあ、どうせだめもとだから。

not by a long shotというフレーズもよく使われています。何かが絶対にないや全然終わっていない時に使います。例えば、自分の宿題が終わっていない時に、

I’m not done with my homework.
宿題がまだ終わっていません。

と言いますが、自分の宿題を始めたばかりで、全く終わっていない場合、

I’m not done with my homework, not by a long shot!
宿題がまだ全然終わっていません、全く終わりそうにありません!

と言えます。
肯定的な意味としても使うことができます。もし誰かが最優秀社員である場合、次のようにいう事ができます。

Sarah is the best employee in the company by a long shot.
サラは間違いなくこの会社の最優秀社員です。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。