ミスをした時にネイティヴが咄嗟に口にする英語

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

僕は、足の小指をぶつけてしまって痛い時や、物が壊れてしまった時、出掛けに鍵が見つからない時など、よく damn や oh no などと口にしてしまいます。しかし、もしかすると日本人は欧米人ほどそれをしないのではないでしょうか。なぜなら僕の周りで「クソ!」と言う日本人はごくわずかだからです。咄嗟に「クソ!」と言うと、周囲の人はひいてしまうかもしれませんね。

しかし、ドジを踏んだり失敗した際などに何か言うのは、欧米では普通の行動です。今回はそのような場合に使う英語を紹介したいと思います。
まず、考えないといけないのは、怒っている際に使う英語にも、汚い言葉とそうでない言葉があるということです。今回は、後者の言葉を紹介します。日本でも同じだと思いますが、汚い言葉を好まないネイティブは沢山いるからです。
以下の英語は様々な場面で使えます。例えば、何かが上手くいかなかったり、怒ったり、焦ったり、失敗したり、がっかりした時などに使えます。これらは独り言になります。

Damn!
しまった!

Oh no!
まさか!

Oh my God!
なんてこった!

Sugar!

これは shit のかわりに使いますが、shit のように下品ではありません。shit の意味は糞ですが、sugar は砂糖だからです。

Oh, come on!
しっかりしろよ!

Not again!
またかよ!

Why?
なんで?

また、家具にぶつかった際には、家具を責める人も多くいます。例えば、足をテーブルやドアにぶつけたら、以下のセリフをよく言います。

Ahh, you stupid table!
あぁもう、馬鹿なテーブルめが!

Stupid, stupid, door!
馬鹿な馬鹿なドア!

God, I hate this house so much!
なんだよ、この家マジで嫌い!

自分がぶつかったのに物のせいにしているので、初めてこれらの英語を聞いたら日本人はひいてしまうかもしれませんね。今僕が思い出したのは、以前観た日本のテレビドラマでチンピラが言った「テメェどこ見て歩いてんだよ」という台詞です。皆さん、家でも外でも何かにぶつからないように気を付けましょう!

5 件のコメント

  • コメントをどうぞ

    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。