メールは英語でmailではありません 日本人が陥りやすい落とし穴

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!


僕の周りには、メールをmailと訳す人がよく居ます。しかし実はこの英語は間違っています。メールは和製英語なので、日本人の言うメール、つまり電子メールはemailになり、mailという英単語は郵便を意味するのです。

Did you get the mail I sent you?
俺が送った手紙届いた?

I check my email about a hundred times a day.
私は1日に100回ぐらいメールを確認するよ。

日本の会社では、毎日何万人もの社員がemailとmailを混同してしまっているのではないのでしょうか。この間違いはメールに関する単語に対しても同様の事が言えます。例えば、メールアドレスを訳すならmail addressではなく、email addressになります。mail addressだと、住所という意味になってしまうので気をつけて下さい。自分は携帯電話のメールアドレスを聞いてるつもりでも、相手は住所を聞かれてると思ったら、相手は何事かと思ってしまいますよね。

郵便

airmail :エアメール、航空郵便
direct mail, DM:ダイレクトメール
そして、mail orderというフレーズを辞書で調べると「通信販売」という言葉が出てきますが、多くのネイティブにとってmail orderとはカタログで商品を注文する事なので、amazonなどのインターネットのストアで商品を注文する事は、online shoppingと言います。

電子メール

email account :メールアカウント
inbox :メールボックス
email magazine:メールマガジン

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。