「VIP」の意味、スラングとしての使い方

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「VIP」とは「very important person」の略語で、「重要人物」という意味になります。日本語のビップと違って、英語の「VIP」は単語としては発音されていなく、アルファベットを一文字ずつ発音します。

Obama hosted a party at the White House for 100 VIPs.
オバマ氏はホワイトハウスで、100人の重要人物のためのパーティーを開催しました。

レストランやクラブでは、以下の文章をたまに見かけます。僕はこれを見ると少しムカつきます。

This area is for VIPs only.
ここはビップのみが使えます。

日常会話で「VIP」はよく冗談っぽく使われています。例えば、自惚れている友達が来た時には、以下の冗談を言えます。

Oh look, here comes the VIP!
ほら見ろよ、ブイアイピーのお出ましだぜ!

また、運転手がいるセレブリティのように、助手席が空いているのに後部座席に座ることは「ride VIP」と呼ばれています。

You’re not gonna sit up front today.
Nah, I’ll ride VIP today.
今日は前に乗らないの?
いや、今日は後ろにする。

1 個のコメント

  • いつも為になるweb logを拝見しております。
    なるほど、重要ってことは、特別とは違うのですね、、、
    では、Celebrityと表現すべきでしょうか? ところでセレブと言うのは私の中では、HollywoodやL.A.に住んでるような人たちに思えます。
    日本だと神戸の芦屋とか京都の祇園とかにあたるのでしょうか?
    うんと、リムジンで迎えにきたら間違いなくVIPでしょうね☆

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。