ぶらぶら歩く、とぼとぼ歩く、いばって歩くを、英語ではなんと表現するのでしょうか?  歩き方を表す英語の動詞 

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。日本語で英語を説明する趣味です。

僕は、日本語の擬音語がとても面白いと思います。もちろん英語にも擬音語があるのですが、日本語ほど綺麗な擬音語または日本語ほど役立つ擬音語はないと思います。 最近、「歩く」という動詞に付く日本語の擬態語を勉強しました。例えば、「ぶらぶら歩く」「とぼとぼ歩く」または「いばって歩く」です。

英語にも歩き方を表す面白い動詞があるので、今回、これらの動詞を紹介してみたいと思います。
(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

「ぶらぶら歩く」を表す英語の動詞
Stroll
のんびりあてもない歩き方を表すには「stroll」がピッタリです。
Strollは犬を散歩させる 時、または公園でのんびりしたい時などに使います。「take a stroll」も動詞の「stroll」も、いずれもよく使われています。

It was cherry blossom season in Japan, and I took a stroll around Ueno Park.
日本では桜の季節になったので、私は上野公園で散歩をしました。
I strolled around the garden while puffing on a cigarette.
俺は庭で一服しながら、ぶらぶら歩いた。

Saunter
「saunter」という動詞は「stroll」と似ていますが、よりのんびりしている感じがします。「stroll」と違って、「take a saunter」というフレーズは言えません。

She sauntered along the beach, throwing sticks for her dog.
彼女はビーチをゆっくり歩きながら、犬のために小枝を投げていた。

Amble
「amble」もぶらぶら歩くという意味になります。この動詞は「歩く」を意味するラテン語の「ambulare」に由来します。

I ambled along the pier, looking out across the sea.
私は桟橋をぶらぶら歩きながら、海を眺めていた。

「とぼとぼ歩く」を表す英語の動詞
Plod
次は、「とぼとぼ歩く」を表す動詞です。「plod」という動詞は、非常に疲れた時に使います。足が重い感じがしたり、重々しい足取りで歩く時には、「plod」がぴったりです。実際、「plod」は擬音語に由来しています。「plod」という言葉を聞くと、重く、遅い足音が想像しやすいでしょうか。
「あるところを歩く」という語句を表す時には、「plod」には、「along」という前置詞をよく付けます。例えば、「道をとぼとぼ歩く」は「plod along the road」です。それでは、「plod」の例文を見てみましょう。

I desperately wanted to eat dinner, but I plodded along the road for a few more miles before setting up camp.
私はどうしても夕ご飯を食べたかったけど、キャンピングをする前に、さらに数マイルの道をとぼとぼ歩いた。
He plodded back home after working twelve hours straight at the construction site.
彼は工事現場で休みなく12時間を働いていてから、うちまでとぼとぼ歩いて帰った。

Trudge
「trudge」は「plod」とほぼ同じ意味ですが。重い物を持っている時や、歩きにくいところを歩いている時に使います。そのため、ハイキングを説明する時には、この動詞をよく耳にします。

She trudged up the mountain, all the time wishing she could be back home drinking tea.
彼女は家で紅茶を飲みたいなと思いながら、 のろのろと山を上りました。

Traipse
「traipse」はあてもなくとぼとぼ歩く時に使います。例えば、珍しい本を買いたいのですが、3時間も街を歩き回り、なかなか本を見つけることが出来ない時には、「traipse」という動詞がぴったりです。

She traipsed around town looking for pink, furry shoes, but there wasn’t a single shoe shop that had such a pair in stock.
彼女は街をずっと歩き回っていて、ふやわらかなピンク系の靴を捜していたが、そのような靴を売っている店は一軒もなかった。

「いばって歩く」を表す英語の動詞   
Swagger とStrut
最後に、「swagger」と「strut」という動詞はいずれも「いばって歩く」
という意味になります。「swagger」は、海賊、イケメン、スポーツがとても上手な人など、自信満々な男性に対し、「swagger」がぴったりです。その一方「strut」は、ファションショーのステージを歩く女性モデル、またはセクシーな歩き方で道を歩いている女性に対して使われます。説明すればするほど、これらの言葉は性的差別的な英単語みたいですが、「swagger」は本当に男性っぽいニュアンスで、「strut」には女性っぽいニュアンスがあります。いずれの言葉も、自信やセクシーな意味合いを表します。

Cristiano Ronaldo, having scored yet another hat trick, swaggered back to the changing room.
クリスティアーノ・ロナウドはハットトリックを決めたので、更衣室までいばって歩いてきた。

Beyonce strutted down the catwalk to the delight of her adoring fans.
ビヨンセがファションショーのステージを気取って歩いて、熱烈なファンを非常に喜ばせた。

2 件のコメント

  • たのしく読ませてもらっています。
    ちょっと気になったのですが、「擬音語」というのは、犬が「わんわん」鳴く、というように、音を出しているものを表すものです。
    紛らわしいですが、「ぶらぶら」歩く、「とぼとぼ」歩く、の「ぶらぶら」や「とぼとぼ」は音を表してはいないので、これらは「擬態語」というものです。
    日本人ですら間違って使ってしまうことですが…。

    • Tomoさん、
      ありがとうございました!
      勉強になりました。これから「擬音語」と「擬態語」の違いに気をつけます。
      上の文章の一つの箇所では、「擬態語」にしました。よろしくお願いします。

  • コメントをどうぞ

    Your email address will not be published. Required fields are marked *

    ABOUTこの記事をかいた人

    こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。