quite, little bit, ever so slightly, somewhatの違い

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。日本語で英語を説明する趣味です。

今回の英単語は「quite, little bit, ever so slightly, somewhat」についてです。これらの言葉の意味は、皆さんも知っている通り、「少し、ちょっと、ほんの少し」だけど、たまに「a lot, very」といった逆の意味にもなります。これは面白いでしょう。それでは、なぜ一つの言葉に「沢山」や「少ない」という矛盾する意味があるのでしょうか?

まず、次の例文を見てみましょう。

1. That’s quite good.
2. That’s good.
 3. That’s very good.

以上の文章は、順番に意味が強くなります。 

つまり、この場合、「quite」には「まあまあ」や「そこそこ」という意味があります。

でも、以下の2番目の文章では、「quite」は逆の意味になります。

1.  That’s really interesting.
2. That’s really quite intersting.

「Really」や「very」などの「とても」という意味がある言葉には「quite」を付けると、通常、文章の感覚がより強くなります。ただ、注意すべきなのは、「quite」の発音です。「Quite」を強調しない時は、印象はそれほど強くなりません。

英語では相手に何かを示したい時には、「you’ve got a …」という構文がよく使われています。

You’ve got a spider in your hair.
あなたの髪の毛に蜘蛛がいるよ。

You’ve got sunburnt. 
 あなたは日焼けしましたね。

You’ve got a lipstick mark on your cheek.
 あなたのほっぺたにキス・マークが付いているよ。

これらの文章を強調したい時には、”That’s quite a” という表現を使うことが出来ます。しかし、場合によっては、以下の文章はすこし皮肉っぽく聞こえます。

That’s quite a spider you’ve got in your hair.
 髪の毛に本当にすごい蜘蛛がいるよね。

この文章は、少し苛めているような感じがします。

That’s quite a sunburn you’ve got there.
まったく酷い日焼けをしちゃったね。

That’s quite a lipstick mark on your cheek. ほっぺたに本当に見事なキス・マークが付いているよ。

この文章は、少し皮肉っぽく聞こえます。

That’s quite an acheivement.
大したもんだな。

怒っている時にも「quite, little bit, ever so slightly, somewhat」がよく使われています。 
文法的には、この言葉は文法の丁寧さを増やすけど、実際にはこの丁寧さは皮肉っぽく、他人行儀な印象を与えます。
ですので、これらの言葉はよく冷たい感じを表わします。

Don’t you think that you are being a little bit rude?
あなたの行動は少しでも失礼だとは思わないの?

You know, your behavior last night was somewhat odd.
あのね、夕べのあんたの行動は本当に可笑しかったよ。
ちょっと、夕べのあなたの態度、相当変わったわよ

You are getting on my nerves ever so sligthly.
あなたには、本当にむかつくよ。

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こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。