hinglishとは何でしょうか、インド英語の解説

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。日本語で英語を説明する趣味です。

去年僕は、インドのハイデラバード市という場所に行きました。ハイデラバード市の料理は、インド料理のナンとカレーというイメージとは全く違って、ビリヤニとジンギスカンでした。とても美味しかったので、思い出しただけでよだれが出そうです。
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南インドに住む多くの人は、ヒンディー語ではなくテルグ語とウルドゥー語を話します。

北インドの人は通常ヒンディー語を話し、南のインド人は通常テレグ語やタミル語を話すので、英語はインドの唯一の共通語です。しかし、最近英語より「Hinglish」というインド英語が人気になりました。Hinglishは英語、ヒンディー語、ウルドゥー語 を組み合わせた言語です。2004年の調査において、35,000万人のインド人はHinglishを話していたので、最近はもっと増加しているのではないでしょうか。ここ数年広告やテレビなどでこの言葉をよく耳にします。

Hinglishの感覚を伝えるために、僕が見かけた文章を以下で説明します。

これはCokeのスローガンでした。

Life ho to aisi.
意味:Life should be like this.

Pepsiのスローガン

Yeh dil maange more.
意味: The heart wants more.

シャンプーのスローガン

Come on girls, waqt hai shine karne ka!
意味: Come on girls, it’s time to shine!

Hinglishは皆さんだけでなく英語圏の人にとっても理解し難いのですが、英語が分かれば、Hinglishの半分ぐらいは理解出来るでしょう。インドでビジネスをしたい方は、Hinglishを少し話せれば、もしかすると成功のきっかけになるかもしれませんね。ちなみに、インドのイギリスやアメリカの外交官はHinglishを勉強しなければなりません。
以下に、面白いHinglishのフレーズを集めてみました。

co-brother

 
通常の英語では、これは brother-in-law、つまり義理の兄弟という意味になります。しかし、co-brotherには英語よりもっと親しいニュアンスがあるでしょう。

eve-teasing = sexual harassment

これは日本語でのセクハラに似ていて、Eveはアダムとイヴに関係があるのではないかと思います。

stadium = stadium

髪が薄い人のことですが、頭の周りに髪の毛が生えているのでスタジアムを上から眺めているように見えます。つまりフランシスコザビエルのような感じでしょう。お察しの通り失礼な単語ですので、もし使いたい方は充分注意して使って下さいね。

Hey, stadium, quit standing on my foot!
ちょっとザビエル、足踏まないでよ!

Pre-pone

延期をするという意味のpostponeという言葉を知っている方もいると思いますが、これは特別なHinglishの単語で、何か予定を早めさせたい場合に使います。

I’m busy in the afternoon. Can we pre-pone for lunch instead?”
午後忙しくなっちゃったから、ランチ行くのもっと早くしてもいい?

son-stroke

インドでは、息子の方が娘よりひいきされていて、それを表した言葉がson strokeです。これは日射病を意味するsunstrokeに似ていますね。

bahana

言い訳:excuseはHinglishでは、bahanaという言葉になります。時々、Hinglishでは通常の文法ではなく、日本語やヒンディー語のように動詞を最後に置きます。

What your bahana is?
君の言い訳は一体何だい?

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こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。