similar と same の意味と冠詞の使い方

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

既に知っているかもしれませんが、similar は「似ている」で、same は「同じ」という意味になりますね。この、similar と same を使う場合、冠詞の使い方が異なるので気を付けなければなりません。

✖︎ It is the similar speech as the one I gave last year.
これは私が去年したスピーチに似ています。
皆さんは、上記の英文から2つの間違いが見付けられますか?

まず、冠詞の the が間違っています。 the は similar と一緒に使わないので、この場合、a になります。
なぜなら、 the は何かを特定している場合に使いますが、 similar は「似ている」、つまり「他の種類もいくつかある」というニュアンスになり、ひとつを特定していないので a を使うのです。
次の間違いは similar as の部分です。similar as ではなく similar to というフレーズが正しいので、

● It is a similar speech to the one I gave last year.

これが正解になります。
続いて、same の使い方を見てみましょう。大半の日本人は、same に the を付け忘れてしまいますが、same の場合は必ず the を付けます。same は「同じ」という意味で、「特定した1種類」というニュアンスが含まれているので、a でななく the になります。
そして、same as を使います。

● It is the same speech as the one I gave last year.
これは私が去年したスピーチと同じです。

今年のスピーチは、去年のスピーチと全く同じなので、「特定しているもの」の扱いになりますね。

These two pictures are the same.
これら2つの絵は同じです。
These two pictures are similar.
これら2つの絵は似ています。

Tigers are similar to lions, but they are not the same.
トラはライオンに似ているが、同じではない。

これらの使い分けは一見複雑そうに感じるかもしれませんが、きちんと理解さえ出来れば割と単純なことだと思うので、皆さんも是非意識して使ってみて下さいね。

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

7 件のコメント

  • 英語は似たような単語が多かったり、分からないことがたくさんあるので、いつも本当に勉強になっています。
    今回の記事を見て未だに自分の中で解決していないのを思い出したんですが、「equal」と「identical」、「subsequent」と「following」に何か違いはあるのでしょうか?
    機会があったら教えてください、お願いしますm(_ _)m

  • Hello
    記事の内容と関係ないんですが、最近 知って驚いたこと。
    日本は買い物しておつりがある時「引き算」で考えます。
    アメリカは「足し算」だそうですね。
    Lukeさん、最初 戸惑いましたか?

  • こんにちは。いつも楽しく読ませて頂いてます。このサイトは、普段よく使う言い回しを中心に書いてあるので凄く勉強になります!こらからもどうか続けてください。
    eigo with lukeをこよなく愛するファンより

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