新進のイギリス人アーティストSlinkachu

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

Slinkachuというイギリス人アーティストは、ロンドンの様々な場所に小さなフィギュアを置いてストリートシーンを作り撮影します。僕はこのようなアートは初めて見たので、今回はこの新進のアーティストの作品を紹介したいと思います。
まず、一つ目の作品は「wonderland」です。「Wonderland」は「不思議の国」という意味になりますが、この場合「冬のワンダーランド」を意味する「winter wonderland」というフレーズに関係があると思います。アスファルトを雪道に見立てるとは、やはり僕には無い発想力です。

 
次は、「子供のための近所の公共施設」を意味する「Local Amenities for Children」という作品です。タイトルを見ると、Slinkachuは作品で社会的な主張をしているように思えます。これはロンドンの公共施設不足を指摘しているのではないでしょうか。

 
この作品は「威厳のある」を意味する「Majestic」というものです。雄ジカは通常「stag」ですが、よく「majestic beast」と呼ばれています。

 

次は、「大きな期待」を意味する「High Expectations」という作品です。

 
最後は「Dreams of Packing it All In」という作品です。このタイトルを日本語に訳すのは難しいのですが、「pack it in」は「活動や仕事をやめる」という意味で、「pack it all in」だと全てをやめるというニュアンスになり、「dreams of」を付けると、「全てをやめることを夢見ている」のようになります。

Slinkachuの本は来年日本で発売されます。出版社は創元社です。Slinkachuの他の作品を見たい方は、このページを見て下さいね。

コメントをどうぞ

記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。