「y’all」の意味と使い方、「あなたたち」を意味する南部アメリカ英語の人称代名詞

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

英語では、「I, you, we, he, she, they」という人称代名詞はよく使われていますが、実際にはもう一つあります。それが「y’all」です。

「you」には「あなた」と「あなたたち」両方の意味が含まれてしまっています。

通常、これは問題ありませんが、話している時には、「あなた」と「あなたたち」を区別したいのです。例えば、「みなさんじゃなくてあなた」や「あなただけじゃなくてみなさん」を英語で表すのは難しいです。通常、「everyone」や「only you」と言いますが、南部アメリカ英語ではより効率的な言い方があります。それが「y’all」です。

南部アメリカ、いわゆる「the South」に住んでいる人たちは、「y’all」をよく使います。これは、複数形の2人称代名詞で、「あなた達」という意味になります。この言い方は本当に役に立ちます。僕は南部アメリカの高校に通っていたとき、皆はしょっちゅう「y’all」を使っていました。

しかし、「y’all」はニューヨーク州やカリフォルニア州ではあまり使われていないので、「y’all」と言うと、南部アメリカ英語のなまりに聞こえます。関西の「なんでやねん」と同じように、「y’all」は南部アメリカ英語を代表する言葉の一つです。

ちなみに、「y’all」は「you」と「all」の組み合わせですね。「y’all」の使い方は数人を呼ぶ時に使います。例文をみてみましょう。

Y’all can come round my place for a beer.
みんな、俺のアパートに来て、ビールを飲もうぜ。

Y’all doing okay?
みんな、元気?

Y’all、I had a great time today.
みんな、今日は本当に楽しかったよ。

やはり、「y’all」は日本語のみんなの使い方に似ているでしょう。そして、「y’all」は親しさやフレンドリーな気持ちを表します。

最後に、南部アメリカでは「hey y’all!」という挨拶もよく耳にします。

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

5 件のコメント

  • […] 「you guys」というフレンドリーな感覚があるフレーズは「あなたたち」や「みんな」という意味になります。「you guys」はアメリカ南米で使われている「y’all」に似ています。通常、「you」は曖昧な言葉です。一人を指しているのか、数人を指しているのかがはっきりしてないので、ネイティブは数人を示す時には、様々な工夫をしています。「you guys」はそれらの工夫の1つで、「guy」と違い、男女を問わずに使えます。多くの場合、「you guys」は自分の友達に対して使うフレーズですが、たまに知らない人に対しても使えます。 では、「you guys」を使った例文をみてみましょう。 […]

  • You guys も同じように使っていいですか?
    ミシガンで使ったときに、「これはこの地方の言葉だから気をつけた方がいいよ」ってアドバイスをもらいました。その後テレビや映画ではちょくちょく聞くので。

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