“the very” という英語のフレーズの使い方

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。
the very 意味

Ah, Watson, the very man I was hoping to see.

次の様な状況を想像してください。 あなたは友達の誕生日パーティーでその主役を待っています。豪華なケーキがテーブルの上に置いてあって、部屋の飾りも素晴らしいんだけど、誕生日を迎えた友達はなかなか登場しません。一時間後、友達がやっとパーティー会場に到着しました。 この状況で、あなたが以下のことを言うのが、ぴったりです。

「Aa, the very man we’ve been waiting for.」
「わぁ、やっと来たね。」
ニュアンスとして、この言い方は、とてもフレンドリーなニュアンスがあります。誕生日を迎えた友達は遅延という失礼なことをしたけど、皆はその人を許さないといけないでしょう。
「the very man」というフレーズはよく使われています。でも、不思議なことに、「the very woman」はあまり使われていません。 なので、もし相手が女性だったら、「woman」より「person」のほうがいいです。
例えば、「the very person I’ve been hoping to meet」
一見すると、このフレーズは三人称で使えそうだけど、実際は通常二人称で使われているフレーズです。というのも、このフレーズは目の前の相手に直接に言うということです。例えば、「the very man we’ve been looking for」を日本語に訳すと、「ずっと探していたあなたをやっと見つけた」あるいは 「まさに待っていたあなたがやってきた」 がいいと思います。
「very」という言葉には、長い複雑な歴史があります。「very」は「verus」、「真実」というがあるラテン語に由来しています。そして、上で述べてきた「the very man」のフレーズでは、「very」の元の意味の痕跡をとどめています。というのは、「the very man」には「本物」や「本当の人」という意味があるからです。
時間のフレーズでも、「the very」がよく使われています。 この場合、「the very」は後に続く言葉を強調しています。例えば、
the very first time 最初の最初
the very end 最後の最後
the very latest 最新の最新
the very moment ちょうどその時
以下のフレーズもよく使われています。
at the very thought of it  思うだけで
the very idea  とんでもない!
the very nature of existence  存在そのもの
the very heart of things 非常に重要な部分
the very one  まさしくそのもの
the very most  せいぜい
the very least  少なくとも
the very best 最高の

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こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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