英語で自問自答を表現するコツ ネイティブの意見

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

今回のテーマは、英語の自問自答です。英語では、話している時やメールを書いている時に、自問自答がよく使われています。自問自答が上手に使えると、自分の表現力が高まると思います。但し、自問自答を使いすぎると、相手に偉そうな印象を与えてしまうかもしれません。まず、英語では、自問自答は何と言いますか? さんざん考えたあげくに、「asking oneself a question」という不満足な英訳しか考えられませんでした。せめて英語には四字熟語があったらよかったのに。

自問自答を表す時には、文章ではよく「so」から始めます。そして、自分の質問に答える時には、「well」がよく使われています。
例えば
私は何をしている人だろう?

So, what is it that I do?
私は英語の先生ですよ。

Well, in actual fact, I’m an English teacher.
そう事実から言えば、私は英語の教師です。

「In actual fact」という英語は聞き手が予期していない答えを示しています。
So what is the best thing for us to do in this situation?
我々はこの状況で何をするのが一番良いのでしょうか?
Well, it’s my recommendation that we strike first and that we make our competitors play catch up!
私たちは、最初に仕掛けて、競合会社に巻き返させるのが僕のお勧めですよ。
「So the question is… 」という紹介の表現も使えます。
So the question is what are we all doing on this tiny planet whizzing around a sun?
質問は、どうして、私たちは太陽の回りを飛んでいる小さい惑星で生きているのか、ということです。
My answer? To be honest, I don’t actually have one.
僕の答え? 正直にいうと、答えはありません。
通常「the Sun」というけど、今回、話し手は地球を客観的に見ています。
以下のような英語は日記に役立つと思います。 自分のことをもっと理解したい時には、こういう自問自答がぴったりでしょう。

How exactly have I managed to get myself into this mess?
一体、どうやってこのトラブルに巻き込まれてしまったのでしょうか?

Quite frankly, I have absolutely no idea.
正直にいうと、僕は全然見当が付かないのです。

「How」より「how exactly」という表現は質問の焦りを高めています。
「Quite frankly」や「frankly」は答えを強調してます。

3 件のコメント

  • 素晴らしいサイトですね。とても勉強になります。
    Seems you are not satisfied with your translation “asking oneself a question” here.
    So, what is the best English words for Jimonjito? Well, my answer is “a rhetorical question”. Even a non-native speaker can teach you some English. Sorry if I sound arrogant!

    • Hi,
      Sorry for the late reply. I hope that you are doing okay recently. You are right that the English phrase “rhetorical question” could be used as a translation of “自問自答” , but I felt that the use of these two phrases is quite different, so I decided that a different translation would be better. Thanks very much for your comment.
      Luke

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。