英米で起きている空前のうま味ブーム

Luke
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。日本語で英語を説明することが趣味です。

最近、アメリカやイギリスでは、「umami」という単語が流行っています。沢山のシェフは日本に来て「umami」を研究しているらしく、トップシェフは「umami」をよく使っているそうです。それなので「umami」についての料理教室もあるのです。驚く事に、「Umami Mart」、「Umami Burger」、「Umami Girl」、「Umami TV」まであります。

https://umamimart.com/
https://www.umami.com/umami-burger/
https://umamigirl.com/blog
しかし、「うま味」と「umami」には微妙に違うニュアンスがあるように思います。
日本のある教授は、1908年にうま味の存在を発見し、第5の味覚として「うま味」と名付けました。しかし欧米の研究者には、舌にうま味成分を感じる組織があることが分かるまで、100年近く基本の味覚としては認めてもらえませんでした。そして今、英語のネイティブはうま味を、「今まで隠れれていた5番目の味」「the hidden fifth taste」という風に考えています。間違っているわけではないのですが、日本人にとってのうま味は、ただの「味」というよりは「食品に含まれているうま味成分」として認識されているような気がします。

I can really taste the umami in this burger
このバーガーはうま味をよく感じられるね。

Do you savor the taste of umami?
あなたはうま味という味を堪能しますか?

「umami」人気はまだまだこれからも広がって行くでしょう。それと共に、「うま味」と「umami」のニュアンスの差も広がりそうですね。
umami
このGoogle Ngramの図では、1960年から現在にかけての英語圏での「umami」という単語の人気が見られます。
新聞などでは色々な「umami」についての記事があるので、興味がある方は是非見てみて下さい。
Umami: why the fifth taste is so important
Sweet, Sour, Salty, Bitter … and Umami
A New Taste Sensation

5 件のコメント

  • Umami、ですか。面白いですね。
    確かにこの単語を聞くと成分としてのイメージがあります。
    物質としてはアミノ酸であり、商品としては味の素。
    お手軽に美味しくなりますが、過去の大規模な風評被害の影響で
    体に悪いというイメージが定着し、今ではあまり家庭で見かけなくなった調味料。
    僕は愛用してます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。