ネイティブは英語の形容詞の順番をどう覚えるのでしょうか?

英語の形容詞の順番はなんでしょうか?
Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

英語では、いくつか形容詞が重なった場合、決まった並び方があります。例えば、ネイティブにとって、「a blue big blouse」というフレーズより、「a big blue blouse」のほうが自然です。
ネイティブはこの並び方を言葉の響きで決めます。これは一つの方法ですが、これが出来るようになるまでに長い時間がかかると思うので、それより以下の順番を記憶したほうが効率的だと思います。

形容詞の並び方の語呂合わせ

ルークのアドバイス
Luke
小学校で、AN OSAS COMPという語呂合わせで形容詞の並び方を覚える子供がいます。これを全く勉強しない子供もいます!
AN OSAS COMPは Article Number Opinion Size Age Shape Color Origin Material Purposeの略です。
AN OSAS COMPは特に意味はありませんが、僕はAN OSAS COMPが大きな化け物だと想像します!
以下の表は各カテゴリーの形容詞の例です。

Article – 冠詞/限定詞 a, the, an, this
Number – 数字 one, three, ten
Opinion – 評価 pretty, extraordinary
Size – 大きさ small, big
Age – 老若 old, young
Shape – 形状 thin, round
Color – 色 pink, blue
Origin – 出身 Canadian, Scottish
Material – 材料 metallic, leather
Purpose – 目的 baking, indoor

評価は気持ちを表す形容詞ですね。例えば、beautiful 「綺麗」、wonderful「素晴らしい」などです。

形容詞の順番の例

この文章は全てのカテゴリーの形容詞を使っています。

The ten interesting old big square blue Italian metallic watches
10個の美しい小ぶりな古い丸い青いイタリア製の金属製の見本の腕時計

次に、以下の例文を見て下さい。

冠詞 →  評価 → 出身 → 名詞
❌the English beautiful woman
●the beautiful English woman
綺麗なイギリス人の女性

冠詞 → 数 → 評価 → 名詞
❌the fierce five cats
●the five fierce cats
5匹の凶暴な猫

冠詞 → 数 → 新旧 → 出所・出身 → 名詞
❌the Italian old five chairs
●the five old Italian chairs
5台の凶暴な椅子

冠詞 → 数 → 大きさ → 形状 → 名詞
❌the six round big tables
●the six big round tables
6台の大きな丸いテーブル

形容詞の順番を間違えても意味が伝わるので、順番はそれほど気にしなくて良いと思います!英語を勉強すればするほど少しずつ順番のカンが身についてきます。

形容詞の順番のクイズ

以下のクイズにチャレンジして、形容詞の順番をちゃんと身につけたかどうかをチェックしてみましょう!
形容詞の順番のクイズ

12 件のコメント

  • 英語を始めたばかりの 60才のおやじですが
    分からないことばかり そんな時 luke`s英会話見つけました
    何とか物にして toeic 英検 も体験したいです
    それよりも 外国人といろいろ話がしたいです
    これからも よろしくお願いします

  • すみません、
    動名詞gerundの使いかたの一つに、object pronoun と一緒に使う文法があると思うのですが、
    I dislike him going to her house frequently.
    この文法で、否定文を作るときは、
    I dislike him not eating spicy food .
    という形で使えるのでしょうか❓

  • 対象の名詞の本質や「誰が見てもそう」というのを表す修飾語(材質や色など)がよりその名詞に近づき、人によって解釈が変わってしまうような抽象的な修飾語(大きさなど)が名詞から離れて置かれると大まかに認識していました。
    所有格や冠詞は当然頭に置きますが、数詞の優先度が低いのはこれに当てはまりませんし、出自<材質という細かいところまでは知りませんでした。
    人と物で、新旧(老若)と大きさが逆転するのはややこしいですね。
    形容詞の認識が深まりました。ありがとうございます。

  • Dear Luke
    Thank you for precious information. It helps me to understand English adjectives. This is what I wanted to know.
    How many adjectives can I add for one noun at most?
    Thanks.

  • Thanks for telling me a good way to clarify the order of adjectives. It makes me more interested in what English sentence structures are.
    The Japanese translation for the example “ten interesting old big square blue Italian metallic watches” is 「10個の興味深い古い大きな四角い青い時計」, maybe.

  • 始めて聞きました。とても参考になる良い記事だと思い、ブックマークしました。

    ところで、以下に誤りがありました。
    冠詞 → 数 → 新旧 → 出所・出身 → 名詞
    ❌the Italian old five chairs
    ●the five old Italian chairs
    5台の凶暴な椅子

  • コメントをどうぞ

    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。