テントウムシは英語で何と言えますか ー 「ladybird」、「ladybug」、「lady beetle」の使い分け

Luke
こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。日本語で英語を説明することが趣味です。

テントウムシの英語テントウムシは英語でなんというでしょうか。テントウムシを和英辞書で調べると、多くの場合、三つの英訳が出てきます。それは「ladybird」、「ladybug」、「lady beetle」です。でも、これらの言葉はどのように使い分けたらよいのでしょうか。

英国、オーストラリアや南アでは、「ladybird」が通常使われています。北米では、「ladybug」が使われています。そして、科学者は「lady beetle」と言います。厳密にいうと、テントウムシは甲虫だからです。

では、なぜ「ladybird」には、「lady –女性」という言葉が入っているのかを考えたことはありますか? それは、天道虫が女性っぽいとか「Lady Gaga」っぽいとかという理由ではなく、テントウムシは聖母マリアに関わっているからです。昔の絵では、聖母マリアは、テントウムシに似ている白い点がある赤いマントを纏いました。このマントは聖母マリアの幸せと悲しさを象徴しました。ですので、英語圏の国では、他の虫より、テントウムシは大事にされている虫です。
イギリスの方言では、テントウムシには他の名前もあります。例えば、「God’s cow」、「ladycock」、「lady cow」、「lady fly」などです。やはり、テントウムシは斑点があるので、少し牛みたいでしょう。
英語圏の子供は幼稚園でテントウムシについて以下の童謡を歌うことがあります。

Ladybird, ladybird, fly away home

Your house is on fire and your children are gone

All except one, and that’s Little Anne

For she has crept under the warming pan.

このような童謡があるなんて信じがたいですね。テントウムシのサンバと全く違う感じがします。

8 件のコメント

  • おもしろーい!!
    てんとう虫にそんな逸話があるなんてはじめて知りました♪♪
    しかも、てんとう虫のサンバをご存知なことも驚きました。もしかして歌えますか?!私は歌えません笑。

  • コメントをどうぞ

    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。