「getの過去分詞」と「haveの過去分詞」の違い

  

前回、「haveの過去分詞」の解説を書いてみましたが、今回「get」と「過去分詞」の文章について説明します。実際、「have」の文章をマスターした方には、「get」はわりと簡単です。語順は全く同じで、意味も似ています。まず、うちの母が僕によくいうフレーズをみてみましょう。

I think you should have your hair cut shorter next time.
I think you should get your hair cut shorter next time.
あなたは次回もっと短く髪を切ってもらったほうがいいと思う。

上記の例文では、「have」と「get」は同じ意味になりますが、「get」はよりくだけた英語で、フォーマルな英語を書く時には、「have」のほうがよいです。

しかし、たまに「get」にはより幅広い意味があります。以下の文章をみてみましょう。

I’ll have the house cleaned.
I’ll get the house cleaned.

「have」を使った文章には、誰かが家を掃除してもらうというニュアンスがあります。「get」を使った文章には、自分で家を掃除するかもしれませんというニュアンスがあります。「have」はいつも他人に何かを依頼する時に使いますが、「get」は他人に依頼する時だけではなく、自分でする時にも使います。そのため、「get」の使い方は「have」より曖昧です。

では、ネイティブはどのように「get」の意味を区別するのかと思っている方がいると思います。多くの場合、ネイティブは状況で「get」の意味を判断します。つまり、髪の場合は、通常自分で髪を切らないので、「get」は誰かに依頼するという意味になります。二番目の文章では、通常自分で家を掃除するので、「get」は自分でするという意味になります。やはり、日本語と同様に英語も曖昧な時もありますね。

もし、「get」の意味をはっきりさせたい時には、「by someone」が使えます。

I’ll have the lawn mowed.
芝生を刈ってもらう。

I’ll get the lawn mowed.
??芝生を刈る。
??芝生を刈ってもらう。

I’ll get the lawn mowed by someone.
誰かに芝生を刈ってもらう。

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Lukeについて

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。僕はアメリカとイギリスのハーフで、現在東京で翻訳の仕事をしています。生まれてから13年間をイギリスで過ごし、アメリカに越して11年間生活をした後日本に来ました。イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。日本人の人柄と和食、そして日本語が好きなのでまだまだ日本にいるつもりです!皆さんこれからもよろしくお願いします。 新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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コメント

  • Miyo says:

    get と have の細かいニュアンスの違いが少し分かった気がします。
    どうもありがとうございました!

  • KOH says:

    どうも、Lukeさんの文法に関するエントリーは、日本人にとって盲点になりがちな点を
    よく取り上げてくれるので、非常に参考になります。

    「getの過去分詞」について質問です。”to be”を間に入れることはできますか?
    I’ll get the house cleaned.
    という文を、
    I’ll get the house to be cleaned.
    と変えるという意味です。

    そう思ったのは、”get”が「~してもらう」という意味になるときは、
    get + 人 + 原形不定詞(“to + 動詞の原形”)
    と習ってきたので、getの場合は、toをつけるのが基本だと感じるのです。
    だから、過去分詞になるときも、”to be”をつけられるのではないかと思うのですが。

    • Luke says:

      Hi Koh,
      ここの使い方はくだけた英語ですね。たしかしに、文法的に考えると、「I’ll get the house to be cleaned.」という文章は良さそうですが、実際このような文法はほとんど使われていないと思います。「I’ll get the house to be clean.」なら言います。しかし、「I’ll get the house to be clean.」の意味は「努力して家を綺麗にする」です。

  • KOH says:

    レスありがとうございます!!文法の本でも”to be”を付けるのは載ってないけれど、
    使役動詞のgetはtoをつけるから、受け身の形でも、ついついto beとしてしまいそう
    になるけれど、それは正しいのかどうか不安でした。おかげさまで安心しました。

    ところで、また一つ分からないところが出てきました。

    >「I’ll get the house to be clean.」の意味は「努力して家を綺麗にする」

    これは、知りませんでした。
    get “something” to be
    という用法もあるんでしょうか。

    get “someone” to do
    という用法は、
    「(努力して)誰かに、~してもらう」と訳せるので、
    get “something” to be
    は、「(努力して)何かを、~の状態にする」

    ということで、いいのでしょうか。
    探しても、
    get “something” to be
    のような用法に焦点を当てて取り上げているサイトは見つからなかったです。

    getには、いろいろな意味があるから、こうした意味があるのを知らないと、
    誤解しそうになるんです。

    先ほどの
    「I’ll get the house to be clean.」を、
    「その家を綺麗にして手に入れるつもりだ」
    と、訳したり、
    「その綺麗な家を手に入れるつもりだ」

    と、解釈してしまいそうになるんです。
    なので、こうした用法について紹介しているサイトはないですか?
    知ってれば、教えてもらえると助かります。

    • Luke says:

      Hi Koh,
      Thanks again for the interesting comment. I think that “get” can be really tricky to use. I have heard native speakers of English say “get something to be clean” but, as you say, “get something clean”is probably grammatically more correct. It’s just that the “to be” here emphasizes the effort necessary to get “something clean”.

      • KOH says:

        >It’s just that the “to be” here emphasizes the effort necessary to get “something clean”.

        All, right. I understand that “to be” can be used to emphasize the sentence. Thanks for bothering to ask my question to your acquaintances.

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