wowの意味と使い方 (ネイティブのスラング辞典と英語発音辞典)

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「wow」という感動詞はよく会話の中で耳にしますが、いつこの表現を使うのが適切なのでしょうか? 多くの場合は、相手がとてもいいことをして、それに自分が驚いたり、感動したり、感嘆したら使います。つまり、「wow」は二つの感情を表します。それは、「驚き」と「感嘆」です。

(皆さんが英語の発音練習が出来るように、上の文章を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

1. I just got a perfect score on my test.
Wow, that’s awesome.
さっきのテストは満点だったよ。
ええ!すごいね。

2.I finished the marathon.
Wow, way to go!
フルマラソンを完走したよ。
ええ! よくやったね。

上の会話をみると、単に「wow」だけでは少しもの足りません。「wow」と言うと、もう一つの台詞を足したほうがいいのです。上の使い方が一番多いのですが、たまに単純に喜びを表すために「wow」と言います。例えば、とても奇麗な景色を見た時などは、「wow」が適切です。

3オーロラを観る人
Wow, it is just so beautiful!
本当に、本当に奇麗だよね。

最後に、「wow」には皮肉っぽい使い方もあります。本当は誰かが素晴らしくないことなのに素晴らしいと思いこんでいて、それを自慢する人に対して、「wow」と言えます。含んだ意味は、それはあまり素晴らしくないということですよ。

4. Hey, I just ate three hamburgers.
Wow.
今、ハンバーガーを三個食べたよ。
ええー。

「wow」には皮肉っぽい使い方もあるため、「wow」を普通に使う時には、気をつけたほうがいいです。感情表現が不足ぎみに「wow」と言ってしまうと、相手が自分の「wow」を皮肉っぽいと受け止めてしまう恐れがあります。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。