英語のネイティブがよく使う、日本人があまり使わない天気を表す36個のスタイリッシュな英単語

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

日本人はよく、話のきっかけとしてその日の天気の話をしますね。それは英語圏の人にも同様の事が言えるでしょう。皆さんは中学校で、「rainy」、「cloudy」、「cold」、「warm」、「sunny」など、天気についてこのような形容詞を教わったかと思います。しかし、英語圏での天気予報や日常会話では、日本の教科書には載っていない単語をよく耳にします。もちろんネイティブは「cloudy」、「sunny」、「rainy」などの単語も頻繁に使いますが、毎日「it’s raining」のような言い方をしても、相手にとってはもしかすると面白味がないかもしれません。ですので、話を弾ませるきっかけとして、ネイティブのような天気の英単語のボキャブラリーを増やしてみてはいかがでしょうか。今回、ネイティブがよく使う、日本人があまり使わない天気を表す32個のスタイリッシュな英単語を紹介します。

通常の単語 スタイリッシュな単語
cold(寒い) freezing, chilly, nippy, icy, frosty
wind(風邪の強い) raging, howling, breezy, blowy, gusty
humid(蒸し暑い) muggy, steamy, clammy, oppressive, close, heavy
stormy(嵐の) tempestuous, blustery
rainy(雨の) drizzly, downpour, deluge, pouring, chucking it down
hot(暑い) stifling, boiling, scorching, sweltering, roasting
fine, beautiful(良天候) balmy
foggy(霧のかかった) hazy, misty
cloudy(曇った) overcast, gloomy, leaden
bad(悪天候) inclement

humid – 蒸し暑い

アメリカの東海岸やシンガポールなどの英語圏の国は、日本のように湿気が多いので、「humid」を表す英語が役に立ちます。

It feels oppressive/heavy/clammy/close.

It’s muggy/steamy/clammy.

Stormy – 嵐の

「stormy」に似ている単語はそれほどありませんが、ちょっとした嵐の時は「blustery」が良いです。そして「tempestuous」は少しかたい単語です。

Rainy – 雨の

「rainy」を表す単語は沢山あります。雨が霧のように降っている時は「drizzly」といいます。

It’s drizzly.

どしゃ降りの時には「downpour」、「deluge」、「pouring」、「chucking it down」を使えます。

It’s chucking it down/pouring.

It’s a deluge/a downpour.

ちなみに、日本の中学校では「It’s raining cats and dogs.」という言い回しをよく教えますが、実際ネイティブはあまり使いません。

Cold – 寒い

寒い時には通常「it’s cold」などのフレーズを使いますが、以下のフレーズも耳にします。
少し寒い時:

It’s kind of nippy/chilly.

とても寒い時:
It’s freezing/frosty/icy cold.

Hot – 暑い

とても暑い時には、より表現力がある単語を使うと相手によく伝わるでしょう。

It’s stifling/boiling/scorching/sweltering/roasting.

Windy – 風が強い

風が強い時には「it’s windy」だけではなく、「風が犬のように吠えている」を意味する「howling」や、「とても激しい風」を意味する「raging」も使います。そして、さほど強くない風を表す単語は「breezy」、「blowy」、「gusty」です。

The wind is howling/raging.

It’s breezy/blowy/gusty.

Good Weather – 良天候

天気が良い時は、「It’s a beautiful day.」と言いますが、「It’s balmy weather, isn’t it?」とも言えます。

Bad Weather – 悪天候

天気が良くない日は、「inclement」という単語が使えます。これは少し難しい単語ですが、天気予報でよく耳にします。

Foggy – 霧がかかった

「foggy」は深い霧という意味で使いますが、「hazy」は霞んだ天気を表します。「misty」は特に、朝もやや朝の霧を表します。

It’s hazy/misty.

Cloudy – 曇った

残念なことにイギリスの空はよくどんよりしています。それなので、どんよりした空を表す英語は沢山あります。例えば、「鉛のような空」を意味する「leaden」、「一面曇っている」を意味する「overcast」、「陰鬱な」を意味する「gloomy」などです。

It’s leaden/overcast/gloomy.

いきなりこれらを使いこなすのは難しいかもしれないので、まずは今現在の天気をこれら36個の英単語の中からどのように表現するか考えてみると良いですね。

天気の単語帳も是非使ってみてね!

7 件のコメント

  • Hi, Luck. I’ve been wondering how natives greet each other after working or anything that requires a physical or mental task which in Japanese means おつかれさま。
    I’ve heard they would say thank you, but ‘you’ is more emphasized at the end. Just to make sure if it is grammatically correct or not 😀
    Thanks

  • 通常の英語とスタイリッシュな英語の一覧にある
    windの和訳が風邪が強いとなっていますよ!
    ルークさんの英語の解説はとてもおもしろくてためになるので
    良く見ています
    体に気をつけてマイペースで更新していってください

  • wow!
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    lm a Japanese student and studying English!
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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。