英語の翻訳無料サービスの精度 ー Google翻訳 vs. エキサイト翻訳

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。日本語で英語を説明する趣味です。

皆さんは、日英自動翻訳サービスを使ったことがありますか?日英自動翻訳サービスはいくつもありますが、日本で人気なのはExcite翻訳とGoogle翻訳のようです。さて、これらはどの程度正確に翻訳してくれるのでしょうか。

Excite
Excite 翻訳
Google-translate
Google 翻訳
それでは実際に試してみましょう。僕は日本語で自己紹介を作り、両方の翻訳ツールに入力してみます。さぁ、ExciteとGoogleの勝負が始まります。
まず基本的な、名前、年齢、生まれた場所です。

僕の名前はLukeです。
イギリス生まれの31歳の男性です。

Excite:

My name is Luke.
He is a 31-year-old male born in British.

Google :

My name is Luke.
It is a 31-year-old man born in the UK.

「僕の名前はLukeです。」という文は2つともあっていますね。しかし、次の文章は全く違う意味になります。Exciteでは「彼はイギリス人に生まれの31歳の男性です。」になり、Googleでは「その物はイギリスに生まれた時、31歳の男だった。」になりました。
両方とも面白いですが、正しくはありません。それではなぜこれほど変な訳になってしまったのでしょうか。
英語では普段から、I、he、sheなどをしつこく使います。日本語では英語ほど使いませんが、このような翻訳ツールはもしかするとネイティブのプログラムで作られたので、日本人のような考え方をしていないのかもしれません。それなので、次は「僕」を2つ目の文章でも使ってみます。

僕の名前はLukeです。
僕はイギリス生まれの31歳の男性です。

Excite:

My name is Luke.
I am a 31-year-old male born in British.

Google :

My name is Luke.
I’m a man of 31-year-old British-born.

前より良くなりました。まだExciteは「イギリス」ではなく「イギリス人に生まれ」という間違いをしていますが、 I’m a 31-year-old male. の部分は不自然ですが間違いではありません。Googleは、I’m a man of 31-year-old.と訳してしまいました。それなのでどちらかというとExciteの訳の方が読みやすい英語です。
スコアはExcite 1 – Google 0 ですね。
次は、以下の文章を入力してみます。

趣味は美味しいものを食べることです。

Excite:

A hobby is eating a delicious thing.

Google :

My hobby is to eat delicious food.

Exciteの訳は「趣味というのとは美味しい物を食べることです。」という意味になります。つまり、僕の趣味が美味しいものを食べるのことなのではなく、皆の趣味が美味しい物を食べることになってしまっています。今回も同じく「僕」を最初に書けばもっと正しく翻訳したことでしょう。しかしGoogleの英語は完璧です!
スコアはExcite 1 – Google 1 になりました。

僕の好きな食べ物はピザとパンケーキです。

Excite:

My favorite food is pizza and a pancake.

Google:

Favorite food is my pancake and pizza.

Exciteの訳でも意味は十分伝わりますが、pancakeにaがついているので、「僕の好きな食べ物はピザと1枚のパンケーキです。」という意味になっています。一方Googleは、「皆の好きな食べ物は僕のパンケーキとピザです。」になりました。僕の美味しいパンケーキは誰にもあげません。Exciteの勝ちですね。
スコアはExcite 2 – Google 1 になりました。

僕の得意なスポーツはサッカーです。

Excite:

A sport good at me is soccer.

Google :

Good at sports I’m a football.

Exciteの訳は意味が分かりません。もしこの文を和訳するとしたら、「僕を上手にするスポーツはサッカーです。」というような理解しがたいものになります。そして、Googleはどうでしょう。今回、I が文中にあるので、2つの文章に分かれているようです。意味は、「スポーツが得意。僕はサッカーボールです。」、つまりサッカーボールの可愛い自己紹介になっていますね。ちなみにfootballの前にaが付くので、サッカーではなくサッカーボールという意味になります。
今回、両方とも大失敗なので引き分けです。さて、ここで試合終了のホイッスルがなりました。
結果はExciteの勝利です。
しかし、両チームとも実力不足でしたね。
僕は簡単な日本語を入力しましたが、それですらこんなに間違えるなら精度が高いとはあまり言えないでしょう。これらのサービスは、英語に似ている言語を英訳する時にはもっと正確ですが、日英翻訳となると本当に微妙です。もしこれらのサービスを使う場合、日本語の喋り言葉ではなく、出来るだけ英語の直訳のような日本語を入力することをお勧めします。
しかし、パソコンや携帯電話が普及していなかった時代のことを考えると、手軽に使える翻訳の無料サービスというのはすごい進化です。これからもっと良くなっていくことでしょう。

12 件のコメント

  • よく翻訳アプリを使用しますが、パーフェクトな翻訳をしてくれたのは数えるほどしかありません。(笑) そのおかしな翻訳を参考にして自分で翻訳しなおしてます!面白く参考になる記事ありがとうございます!

  • とても面白く、もっと知りたいと思いました。
    苦手な英語、、、、仕事で受信する英文メールに、普段から、Google Excite Weblio Yahoo を駆使し、文章を比較しながら、返信の対応をしています。
    正解はなんなのだろう??といつも思っています。

  • Google翻訳は、重宝していますが、不満もあります。左側入力欄の外国語の単語中には、右側の生成された翻訳文欄に対応する日本語単語がないときがあります。対応が間違っているときもしばしばです。直しようがありません。また、右欄の語順が間違っているときに、語の並べ替えの提案がしたくてもできません。翻訳の提案をされる方は、意訳ではなく、なるべく逐語訳をしてほしい、と私は思っています。Google翻訳の精度が上がることにつながる翻訳を提案したいものです。

  • 私も子どもも、発音とか文章合ってるか音声で読み上げてみますが、Google翻訳は、毎回、面白い翻訳をしてくれます。精度が上がることを望みますね。
    Reading の

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    ABOUTこの記事をかいた人

    こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。