「re」の意味と使い方 ー 英文メールによく出てくる言葉

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。日本語で英語を説明する趣味です。

メールを使っている方は「Re:」というのを見たことがあるでしょう。しかし、ネイティブにも、日本人にも「Re:」という言葉の意味は分かりにくいと思います。「re」は言葉ではなく、略語だと思ってしまう方が多いと思いますが、実は「re」は「物」を意味するラテン語の「res」に由来する単語です。英語圏では、18世紀から、「concerning」、「regarding」という意味で使われています。日本語で言えば、「について」という意味になります。

例えば:

Re: Invoice for the New Computer
新しいパソコンの送り状について

ネイティブは文中でも、「re」を使います。特に英語圏のビジネスメールに多く出てきます。そして、ネイティブはこの「re」を読み上げる時、「regarding」と発音します。「re」は「regarding」の略語ではなく、ラテン語なので、厳密にいうとこの使い方は正しくありません。でも、大半数のネイティブが同じように間違っている英語ならば、正しい英語と同然でしょう。英語は多数決で決める言葉だからです。

I have some questions re the meeting next week.
来週のミーティングについていくつかの質問があります。

Thanks for your email re the new product.
新しい商品についてのメールを送って頂き、有り難う御座います。

これで、メールや手紙の文体に出てくる「re」は「について」という意味だということはお分かり頂けました。この例文では、メールの件名に出てくる「Re:」を見てみましょう。
メールで返信する時には、件名のところに「Re:」が自動的に付きます。この「Re:」も厳密にいうと「について」の 意味なのですが、そうは言っても、実際多くのネイティブがこの「Re:」は「reply」や「response」の略語だと思っているので、メールの件名に出てくる「Re:」は「返信」という意味で考えたほうがいいかもしれません。

件名:Re: Computer Invoice

多くのネイティブの解釈 1:パソコンの送り状について
その他のネイティブの解釈 2: 返信:パソコンの送り状
インターネット時代の到来に伴い、ネイティブは「Re:」の使い方について混乱してしまっているので、日本人が効果的に「re」を使いたいと思うなら、ネイティブの間違っている英語も学ばないといけないでしょう。

3 件のコメント

  • regarding、とre と書かれているだけで読むとは、初めて知りました!
    よく遭遇していたんですが、特に気に留めてなかったです。
    また、Luke先生、ならではの視点を教えてくださいね。楽しみにしてます。

    • Hi,
      Thanks very much for your very kind message. I was surprised that people found this article so interesting! I thought that words like “re” would be boring for most people.

  • 此のヴィトンは美品で価格も安価で落札出来ました。やはり
    ヴィトンはいいですね。幾つ有っても飽きがきませんから
    不思議です。ブランドという魅力は怖いです!!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。