「across」と「over」の意味と使い分け、何かを渡る時に使う前置詞

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「across」と「over」という前置詞は、一方の側からもう一方の側へ動く時によく使います。
また、向こう側に何かがあることを示したい時にも「across」と「over」を使います。しかし、「over」と「across」の使い分けには重要なポイントがあります。それは高さです。

「over」は高いところを渡る時に使います。たとえば、山やフェンスの場合、「over」を使います。「across」は平たいところを渡る時に使います。たとえば、平原や畑の場合、「across」を使います。最後に、ラインや境界を渡る時には、「across」も「over」も使えます。たとえば、「river」、「road」、「border」です。

もし、一方からもう一方に行く時には、より高いところに行かなければならない場合、「over」を使います。例えば、フェンスを渡る時や山を通る時には、「across」ではなく、「over」を使います。

He went over the mountain.
彼は山を越えた。

She jumped over the fence.
彼女はフェンスを飛び越えた。

平たいところを渡る場合、「over」ではなく、「across」を使います。たとえば、テーブル、平原を渡る時です。日本みたいに沢山の山がある国でも、英語では国はいつも平面だと考えられるので、国を横断する時には、「across」を使います。また、テレビやパソコンの画面も平たいと考えられるので、「across」を使います。

We went across the plains.
私たちは平原を渡った。

He decided to go across the country.
彼は国を横断しようと決めた。

The words flashed across the bottom of the screen.
言葉は画面の下を素速く横切った。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。