9つの口癖を使ってネイティブのように話そう

ネイティブの表現
Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

皆さんは、自分の口癖を意識したことがありますか?僕は、日本語を話す時に変な口癖が多いと友人に指摘されたことがありますが、自分ではまったく気付いていませんでした。口癖は悪いことだと思う人もいるようですが、英語を話す際に口癖があると、ネイティブっぽい喋り方になると思います。今回、ネイティブがよく使う9つの口癖を紹介します。

Gotcha!

I understand.は相手の発信を理解したことを伝えたいときに良いですが、「了解」のような意味を伝えたい場合、Gotcha.のが適切です。

I understand.
理解できるよ。

Gotcha!
了解!

Cut it out.

Cut it out.は子供が悪戯をするときにも親がこのフレーズをよく使います。友達が嫌なことをするときにもこのフレーズが良いです。とても怒っているときに、ネイティブはたまに、Stop!だけを叫びますが、Stop.は失礼な単語だと覚えておきましょう。Please stop it.ならOKです。

I’m with you.

I agree with you.は正しい英語で、英語のネイティブがよく使います。しかし、よりくだけたのI’m with you.もよく使われていて、ネイティブしか使わなさそうなフレーズでしょう。

What’s the hold up?

「なんで待っている?」などを聞きたいときには、What are you waiting for you?という英語が言えます。この英語も正しくてよく使われています。しかし、What’s the hold up?というフレーズもよく耳にするので、ネイティブらしいかっこいい印象を与えると思います。

I’ll pass.

「遠慮します。」を英語で表現するのは難しいでしょう。  I’ll pass.はネイティブがよく使われていますが、それほど丁寧な英語ではないので、気をつけて使ってください。

What did I miss?

友達の会話の途中に来たときに、みなさんが何の話をしているかが知りたいときには、What were you talking about?と言えます。しかし、What do I miss? の方がよく使われていておすすめです。

At the end of the day…

At the end of the day  を直訳すると「一日の最後」ですが、「結局のところ」という意味で使われています。例えば、会話中一番重要なポイントを話す前に、このフレーズを使います。

I’ll listen to him, but at the end of the day I’m going to make the decision.
彼の意見は聞くけど、結局のところは俺が自分で決断する。

He’s good at dribbling, but at the end of the day what counts is that he can score a goal.
彼はドリブルが上手いけど、結局重要なのは彼がゴールを決めることだな。

What I’m trying to say is…

これは、自分が話していたことをまとめて、結論に達する前に言うフレーズです。「私が言おうとしていることは…」のようなニュアンスなので、「要するに」に似ているかもしれません。
しかし、少し言うのをためらうような感情的なことを言う前にもこのフレーズを使います。例えば、誰かを愛していると言いたい際などにもよく使われています。

What I’m trying to saying is that this company needs to look after its staff better.
要するに、この会社は社員をより大切にする必要がある。

What I’m trying to say is that deep down I love you.
私が言いおうとしているのは、心の奥底であなたを愛してるってこと。

You know what I mean?

You know what I mean? はとても使いやすいフレーズです。 「僕の言っている意味が分かるよね。」という意味で、ほぼ全ての発信の後にこのフレーズを付けられます。

I hate going on trains during rush hour. You know what I mean?
ラッシュ時の電車に乗るのは嫌いだ。言ってること分かる?

I’m not much of a computer person. You know what I mean?
私はあまりパソコンが得意ではない。分かるよね?

6 件のコメント

  • What I’m trying to saying is that this company needs to look after its staff better.
    って書いてますが、sayでもsayingでもどちらでも使えるってことでいいのでしょうか?

  • 初めまして!いつも楽しく勉強させてもらっています!
    質問があります。
    I’ll listen to him とI’m going to makeに対して、will とbe going toの使い分けについてです。willは意志を強調した未来形、going toは、ほぼ確定した未来形という認識で間違いないでしょうか?ニュアンスの部分なのでどうしても使い分けにいつも悩みます。
    よろしくお願いいたします。

  • とても楽しく面白く、目から鱗と言う感じで読ませて頂きました。
    有難うございます。実はフロリダでボランティアでミニコミ誌を発信していますが、
    生きた英語と言うページがあり、その誌上で、こうしたフレーズなどを紹介してよろしいでしょうか?
    (http://keylimenewsletters.com/)
    宜しくお願いいたします。

  • What are you waiting forのあとにyouがありますが誤植ですよね。
    あと、what are you waiting forはちょっと違うニュアンスになりそうな気がします。
    何を待ってるの?→早くやりなよ!  

  • trying to saying 私も変だなと思ったのですが、5年も前に、こメント欄で指摘されていたんですね。
    とても勉強になるサイトなんだけど、読者からのコメントを5年も放置したまま、といいうの、ちょっと残念です。
    コメントには迅速に対応していただけたら、もっと素晴らしいサイトになると思います。

  • Leave a Reply to 時間泥棒仕置人 コメントをキャンセル

    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。