大人の役に立つ絵の辞書 ー イラストを見ると直感的に英単語の意味が分かります

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

皆さんは、絵の辞書は子供のための勉強教材というイメージがあるかもしれませんが、実際大人にとっても絵の辞書はとても役に立つと思います。普通の辞書では、分からない英語の意味を簡単に調べることが出来ますが、イラストや図を見ると直感的にその単語の意味が分かりますよね。英単語を勉強する時は、日本語の意味を考えずに単語の意味が分かることが理想的ですが、ネイティブとの会話や絵の辞書によって、それを少しでも実現できると思います。

では、今回3つの絵の辞書をレビューします。

Let’s Learn Japanese Picture Dictionary


僕は数年前 「Let’s Learn Japanese Picture Dictionary ー 絵とき辞書で日本語を学びましょう」という絵の辞書を買いました。この本は日本語を勉強している英語圏の人向けですが、英語も日本語も書いてあるので、日本人にとっても良い教材になることでしょう。
この辞書のイラストはとてもユニークで、各ページごとに大きく色鮮やかなイラストが描かれています。そして各ページごとで違うテーマになっていますが、そのテーマに沿った色々なものが細かくピックアップされ、それぞれのイラストに英語と日本語で意味が書かれています。例えば、「At the Circus – サーカス」のページでは「magician – 手品師」、「stilts – 竹馬」、「unicycle – 一輪車」など、沢山のサーカスに関する単語が、絵と共に紹介されています。そして、「人類の歴史」というページには、「field – 畑」、「cart – 荷車」、「kiln – かま」など、その他様々な単語を勉強する事が出来ます。
これは英語圏の出版社の本なので、もちろん英語は全て正しいのですが、たまにほとんど聞いた事の無い日本語が出てきます。例えば、「cartwheel」という英単語は、皆さんが日常で使っているであろう言葉で言うと「側転」ですが、この本には「よことんぼ返り」と訳されていました。
ですので、英語圏の人向けの本ですが、実は日本語を勉強している英語のネイティブよりも、英語を勉強している日本人に向いているでしょう。この本は子供向けに作られたものだと思いますが、何年間も英語を勉強した人でも、今まで知らなかった英単語が沢山出てくると思います。絵の辞書は割と高いですが、これは1200円程なので、値段以上の価値があるでしょう。

Oxford Picture Dictionary


次は、Oxford Picture Dictionaryという絵の辞書です。この本は、村上憲郎さんというアメリカのGoogleの副社長が、自身が独学で身に付けたという英語の勉強法を紹介した本によって知ったものです。日常会話を勉強するためには、この本が一番役に立つかと思います。日常会話、 人々、 住居、 食品、 衣類、 健康、 地域、 交通、 仕事、 科目、 植物と動物、 レクリエーションの12章あり、これらの章は、更に細かいカテゴリーで分かれています。例えば、「人々」の章には、Adults and Children 大人と子供、Describing People 人の特徴、Describing Hair 髪型の特徴、Families 家族、Childcare and Parenting 保育と育児、Daily Routines 日常生活、Life Events and Documents 人生の中の出来事と各種証明書、Feelings 勘定、A Family Reunion 親族会などがあります。
Oxford Picture Dictionaryには特に悪い点はないと思いますが、強いて言うなら、イラストのスタイルが少し奇妙です。その他の2冊の本は、絵だけを見ても楽しいと思いますが、この本のイラストは写真とイラストを組み合わせたようなものなので、決して綺麗とは言えませんが面白いかもしれませんね。

ビジュアルディクショナリー 英和大事典   出版社 ー DK&日東書院本社編集部


最後に「ビジュアルディクショナリー 英和大事典」という本のレビューをします。この本のイラストは最も綺麗だと思うので、僕みたいに図や細かい絵が好きな人はきっと気に入ってくれるでしょう。この本の項目は日常会話の英語より、科学の英語や美術の英語の方が多いです。例えば、地殻用語、電車の細かい部分、ギター用語などです。なのでこの本は英語の上級者に特にお勧めです。上記でレビューした2冊の本と違い、沢山の難しい英単語が出てくるので、英語のネイティブにとっても勉強になるくらいです。なので、日常会話を勉強するために絵の辞書を買いたい方には向いていないのですが、英語マニアの方には胸を張ってお勧め出来る1冊です。しかし、831ページもあるこの巨大な本は今にも本棚を壊してしまいそうなので気を付けてくださいね。

ちなみにこの本の出版社は、ビジュアルディクショナリー英和大辞典に似ていますが、英語のみで書かれた絵の辞書も作っています。The Natural History Bookという題名で、内容は自然と科学が主で、ビジュアルディクショナリー英和大辞典より安くなっています。

Collins Dictionary

もし、子供用の絵の辞書を探しているなら、Collins Dictionaryがお勧めです。

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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