nailed it の意味とは 釘には関係のないスラング

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「nailed it」の本来の意味は「釘を打つ」ですが、スラングの「nailed it」はそのような意味では使われません。ではどのような使い方をするのかというと、皆さんも一度は経験した事があると思いますが、かなづちが小さな釘のちょうど良い場所に当たると釘が打てますよね。そのイメージで「nailed it」は、何かが完成した時や何かがうまく行った時、何かがばっちり決まった時などに使われています。なので「nailed it」は、「決まったね」や「すごい」、「うまくいったね」というようなニュアンスになります。では早速「nailed it」の例文を見てみましょう。

An A+? Wow, you nailed that test!
テストでAプラス取ったの?すごい、よくやったね!

Todd: How did your date with Olivia go?
Oliver: I nailed it!
トッド:オリビアとのデートはどうだった?
オリバー:バッチリだったよ!

たまに「nailed it」は皮肉や自虐っぽく使われることもあります。例えば、自分が大失敗した後に「nailed it」と言うと、相手はきっと笑ってくれるでしょう。

3 件のコメント

  • Netflixのオリジナル番組で、Nailed Itというのがあり、こちらのサイトの説明でその意味が理解できました。
    邦題ではパーフェクトスイーツという番組です。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。