同性愛嫌悪の英語のスラングの問題 no homoというスラングの意味

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

英語圏の国では、「no homo」、「so gay」、「faggot」、「dyke」などという同性愛嫌悪のスラングをよく耳にします。例えば、学校でいじめっこは、相手に「gay」などの言葉を悪口として言います。このような行動は英語で「homophobia」と呼びます。最近この単語はTwitterでも見かけるようになりました。同性愛嫌悪を悪口として使うことに対する対策として、NoHomophobes.comというサイトが作られました。このサイトは、Twitterで使われている同性愛嫌悪のスラングのトラッキングをします。

しかし、先ほど述べたようなスラングは、困った事に沢山の人が使っています。多分、同性愛を嫌悪しているからそれらのスラングを使っているという人より、無意識で使ってしまう人のほうが多いでしょう。

例えば、男の友達同士が久々の再会に嬉しくなってしまい、つい抱き合うとします。その二人が、自分たちの取った行動に対して少し照れくさくなった場合、「no homo」というスラングを使います。
ここでの「no homo」というスラングは、「自分たちは同性愛者みたいな行動をしたけど、同性愛者じゃない」というニュアンスになります。この二人は特にこのスラングを意識していないかもしれませんが、同性愛者の人が聞いたら気を悪くするかもしれないので、当然このようなスラングは使わない方が良いですね。
英語圏の国程重要視されていないだけで、日本でもこのような問題があるのではないでしょうか。
英語圏の同性愛嫌悪の対策をより理解したい方は、是非このサイトを見てみて下さい。
www.NoHomophobes.com

8 件のコメント

  • はじめまして。このサイトにはいつもお世話になっています。ありがとうございます。
    この前のbromanceの記事でもLUKEさんが書いてたのですが、「男性同士だと気持ち悪く感じるかも」という表現があり、不快に感じました。異性だと気持ち悪く感じないのですか?
    差別していないというのはわかるのですが、同性愛者からすると不快です。
    言葉の端々に気を付けるべきです。多くのセクシャル・マイノリティがカミングアウトしていないので、わからないですが、地球の人口の数パーセントはセクシャル・マイノリティです。もっと異性愛者は理解するべきですね。日本ではLUKEさんのようなハーフ(実はこれも差別用語、今はダブルと言います)も差別されるのが現状です。個人的には同性愛嫌悪者は逮捕、極刑に処されるべきだと思います。

    • Hi Abc,
      I’m sorry that I made you feel bad, but I just meant that any kind of over-zealous display of affection is not always the most pleasant thing to watch, whatever the people’s sex.

    • 同性愛者ではない男性同士が抱き合ったり、余りに仲が良かったりしたら、周りが同性愛者なのではと勘違いすることもあるでしょうし、異性愛者である自分としては、それを弁解したくなります。
      差別がどうこうという問題ではなく、事実と違うことを人に信じられることは誰にでも気持ち悪いものでしょう。例えば、日本人が中国人に間違えられたら、中国に対する特別な感情がなくとも、中国人と呼ばれることに対して、違和感や気持ち悪さを覚える人が多いかと思います。確かに、「気持ち悪い」と言う言葉には語弊があるかもしれませんが、本能的な違和感を言葉にするのに最も適した言葉に過ぎないと思います。
      異性愛者に同性愛者に対する理解を求める前に、自分を特別視せず、他人や異性愛者を理解する事も大切なのではないでしょうか。

  • たばこを吸う人や酒を飲む人は迷惑です。臭いからです。山奥で暮らすならいいですが、人とかかわる時には自らの体臭や口臭に気を配る必要があります。
    同性愛者は迷惑です。私達から見ると気持ち悪いです。喫煙者や飲酒者の口臭以上に気持ちが悪いのです。生理的嫌悪を感じます。もちろんそれらの人達にも生きる権利はあるし、同性愛者同士が愛し合うことも私達に迷惑がかからないのであれば構いませんが、目につくところに出てきて権利を振り回すから大変に迷惑です。
    さらに同性愛者を嫌悪する気持ちは自由であるはずなのに、その感情を有する者を死刑にするべきと考えるまでになります。こうなると、もう社会から排除するべき対象になります。
    喫煙者や飲酒者の口臭を嫌悪するものは死刑にするべきと、喫煙者や飲酒者が考えるなら、喫煙者や飲酒者は社会から排除されなければなりません。迷惑のかからないようにひっそりと嗜むだけなら私達は彼らを社会から抹殺するようなことはしません。
    人と人との殺し合い、同性愛、たばこと酒の口臭、こういったものは一般的に嫌悪の対象だと知っておいてもらいたいです。

  • >>abc
    同性愛者への偏見を払拭しようとしている記事を提供しているLUKEさんに対していささか失礼に思います。「加害者」を作り出す事に熱心なあなたにも潜在的に差別意識を感じ不快に思いました。
    「同性愛嫌悪者は逮捕、極刑に処されるべきだと思います」
    この言葉は撤回しておいた方が良いと思います。
    これは差別者、抑圧者の発想そのものですし実際に「機会」を得る事が難しいマイノリティへの差別にもなります。冗談としても最低の部類です。
    マイノリティもマジョリティと同等の権利を取り戻すべきだとは思いますが、マイノリティを特権階級にしたいのだろうかと誤解されそうなラディカルな人達には感心しません。
    他者に理解を求めるのならば相手に敬意を払い不快にさせない言葉を選びをするように心がけた方が良いと思います。
    「加害者」を作り出す活動ではなく「被害者」を減らす活動を意識しないと運動は必ず失敗します。もちろん対立そのものを商売にしてる人には好都合かもしれませんがabcさんがそう言った類いの人ではない事を願います。

  • そうですよね
    私はノーマルな女ですが、子供が作れないような障害女と一緒にされたくないもん
    マイノリティは差別差別ってうざい
    御前達は障害者!

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。