「cheers」の意味、「ありがとう」、「乾杯」、「挨拶」の使い方

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

通常、「cheers」は乾杯という意味になりますが、イギリスやオーストラリアでは他の使い方もあります。

cheersの意味と使い方 – 乾杯

アメリカで友達と一緒にバーへ行った時、みんなは大きなビールを頼んで、飲む前にみんなで「cheers!」と言いました。この使い方は日本語の「乾杯」と同じですね。
しかし、イギリスでの「cheers」の使い方はもう少し複雑です。たとえば、この間イギリス人の友達が歩いている時、彼の財布が落ちました。その財布を拾って彼に渡すと、彼は「cheers!」と言いました。イギリスでは、ちょっとした好意に対して「cheers」をよく使います。つまり、「cheers」は「thanks – ありがとう」という意味になります。しかし、相手が大きなことをしてくれたら、「cheers」では足りません。

Hey, you dropped your wallet.
Oh. Cheers, mate.
ねえ、財布を落としたよ。
あ、ありがと。

cheersの意味 – 挨拶

また、イギリスでは、「cheers」は挨拶や別れの挨拶としても使います。この挨拶はインフォーマルで、優しそうな感覚があります。

Don: Cheers!
Bob: Cheers, mate!
Don: How’ve you been?
Bob: I’ve been all right, thanks.
ドン:よっ!
ボッブ:よお!
ドン:最近どう?
ボッブ:ああ、いい感じだぜ。

5 件のコメント

  • イギリス留学ナウですが、友達がcheersと言ってきたのでなんだろうと思ってたら乾杯じゃなくて他の意味もあったんですね!
    いいこと学びました。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。