「gee」の意味と使い方 – なぜ「gee」は少女時代 の曲の題名になったのでしょうか

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「Gee」は「Girl’s Generation」という流行っている韓国の歌手グループの曲ですが、「gee」とはどういう意味なのでしょうか?

「gee」は英語の間投詞で、驚いたよ、興奮しているよという意味で使われています。「gee」は19世紀のアメリカで使われ始めました。当時は、「Jesus!」という間投詞が使われましたが、多くのキリスト教徒はこの使い方を認めず、神への冒涜だと思われました。それで、「gee」という丁寧な言い方が使われるようになりました。「Jesus」と同じような時に使えるけど、「Jesus」のように人を怒らせませんでした。「gee」はアメリカでまだ使われていますが、現在少し古風なイメージがあります。僕のお祖父さんはよく「gee」を使っていました。なぜこの古風な言葉が流行歌の題名になったのでしょうか。Wikipediaによると、「gee」はEomeona!という韓国語の間投詞に似ています。

(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

Gee, you frightened me!
わぁ、びっくりした。

驚いた時だけではなく、「興奮しているよ」、「同情するよ」という意味でも使われています。

Gee, are you okay? You don’t look so good.
ねえ、大丈夫? 元気無いね。

Gee, I can’t wait to go to Disney World today!
わぁ、今日ディズニーワールドを楽しみにしているね!

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。