三つの英語フレーズでイギリス人のEU離脱に対する現実を説明します。メイ首相とイギリス人はブレグジットに対しての本音はなんでしょうか?

Brexit means Brexit!!
Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

先週、イギリス首相のメイは、英国議会でBrexit means Brexit does mean Brexit.と発言しました。この発言でブレグジットに対するイギリス人の本音をよく読めると思います。今回、メイ首相のBrexitに対する人気の発言を説明していきます。まずBrexit means Brexit.というよりシンプルなフレーズを分析しましょう。

Brexit means Brexit.

2016年に首相のメイはBrexit means Brexit, and we are going to make a success of it.と言いました。文字通りに、このフレーズは「ブレグジットはブレグジット」になります。つまり、イギリスは絶対にEUを離脱し、2回目の民投票をしないという意味になります。

国民投票では、EU残留派が半分に近かったので、2回目の民投票を求めているイギリス人は少なくないです。しかし、国民投票でEU残留派でしたが、国民投票後、離脱するべきだと思うイギリス人が多いです。つまり、イギリスの民主主義の原則を守るために、EUを離脱せざるをえないです。Brexit means Brexit.というフレーズは離脱派と離脱するべきだと思う残留派の思想をよくとらえるので、とても人気になって、新聞や日常会話でよく使われるようになりました。

イギリスは島国で、ヨーロッパの国と違うと思っている愛国心が強いイギリス人は多くいます。イギリスは自由になって、自分の法律や通商政策を決められるようになったら、イギリスはより成功し、より強くなるという意見があります。

一方で、残留派は、イギリスはEUを離脱したら、成功しないと思っています。EUはイギリスのもっとも関係の深い貿易相手です。そして、EUに対して貿易障壁になったら、イギリスの経済は衰退に向かっていきます。しかし、残留派は逆境にめげずに頑張らなきゃと思っています。

Brexit means Brexit.はこれらの二つの反対意見と折り合いをつけます。

breget

ブレグジットのBrexitはBritainとexitを組み合わせた造語ですが、bregretという動詞はどういう意味でしょうか?

EUを離脱することを決めたイギリス人の中には、bregretをする人が多くいます。bregretは Brexitとregret (後悔)を掛け合わせた言葉で、「ブレグジットを後悔する」という意味になります。

Brexit means Brexit does mean Brexit.

では、先週メイ首相が英国議会で発言したBrexit means Brexit does mean Brexit.はどういう意味でしょうか?

イギリスの民主主義の原則を守るために、EUを離脱します。しかし、イギリスはEUの関税同盟を抜けると、深刻な経済的ダメージをもたらす可能性があります。ですので、Soft Brexitを求めているイギリス人が多いです。Soft BrexitはEUを離脱しますが、EUの関税同盟を抜けないために、EU法律などを守ります。

しかし、Soft Brexitは事実上のEU残留で、イギリスがEUに対する影響力と政権力を無くすことだけだという批判の声を聞きます。

Brexit means Brexit does mean Brexit. は「ブレグジットはブレグジットというフレーズの意味は本当のブレグジットです。」という意味になります。このフレーズは現在のイギリス人の思想傾向をよくとらえていると思います。

メイ首相はSoft Brexit派ですが、多くのイギリスの内閣はHard Brexit派です。メイ首相はイギリスの経済を守るために、Soft Brexitを支持しています。自分の内閣や民衆の支持を得るために、Brexit means Brexit does mean Brexit.と発言して、Soft BrexitもBrexitということを伝えています。

Brexit means Brexit!!

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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