stay goldの意味 ー ロバート・フロストの詩に由来するフレーズ

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。

先日、日本人の友人から質問を受けました。その友人がネイティブの友人から貰ったメールには、Remember, mate. Stay gold!と書いてあったのですが、stay goldをどう解釈すればいいのか分からなかったのです。さて、なぜメールにはそう書かれていたのでしょうか。stay goldの本来の意味は、「いつまでも輝いていて」ですが、メールの差出人はそう伝えたかったわけではありません。

このフレーズを理解するために、ロバート・フロストのNothing Gold Can Stayという詩を見てみましょう。

Nature’s first green is gold,
Her hardest hue to hold.
Her early leaf’s a flower;
But only so an hour.
Then leaf subsides to leaf.
So Eden sank to grief,
So dawn goes down to day.
Nothing gold can stay.
萌えいずる緑は黄金
うつろい易き色よ
萌えいずる葉は花
それも一瞬
やがて葉は葉に戻り
エデンは悲しみに沈み
暁は今日に変わる
黄金のままではいられない
(訳者不明)

この詩は、「善良さや純粋さのような美しさはいつかなくなってしまう」ということについて書かれています。stay goldというフレーズは、この詩の最後のNothing gold can stayに由来しています。それなので、ネイティブが普段使うstay goldは「自分を偽らず、腐敗せずに、いつまでも純粋なままの君でいてね」というようなニュアンスになります。これはbe true to yourselfという英語に似ています。
スティービーワンダーの曲でも有名なこのフレーズは、メールなどで別れの挨拶としても使われています。これはbe coolやstay coolの使い方に似ているでしょう。

Okay, see you soon. Stay gold!
うん、またあとで。そのままの君でいてね!

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *