「different from」、「different to」、「different than」 - 意味の違いと国の違い

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「different」という「違う」を意味する英単語を使う時には、どの前置詞を使えば良いのか迷ってしまう方は多くいると思います。「different」を使う時には、三つの前置詞の選択肢があります。それは、「different from」、「different to」、「different than」です。多くの辞書や文法の本によると、これらの言葉の意味とニュアンスはほとんど変わりません。

しかし、「different that」か「different to」は正しくないと思っているネイティブもいます。「The Elements of Style」という有名な英文法の本には、「different from」だけを使いましょうというアドバイスが書いてあります。一方、「The Oxford English Dictionary」には、全部の前置詞を使っても良いと書いてあります。なので、「from」、「to」、「than」は全部文法的に正しいと思っている英語のネイティブが多くても、「different from」が一番無難な選択肢ですね。
国によって「different from」、「different to」、「different than」が使われている頻度は大分異なります。

from to than
イギリス 書く時 87.6 10.8 1.5
話す時 68.8 27.3 3.9
アメリカ 書く時 92.7 0.3 7.0
話す時 69.3 0.6 30.1

    
オーストラリアやニュージーランドなどではイギリスの使い方と似ています。イギリスでは、「different from」と「different to」が使われています。アメリカでは、「different from」と「different than」が使われています。そのため、アメリカ人は「different to」と聞くと、違和感を感じるでしょう。一方で、イギリス人は「different than」と聞くと、違和感を感じます。どこの国が何の前置詞をよく使うのかを覚えるのは大変だと思うので、やはり「different from」が一番使いやすいですね。

7 件のコメント

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  • こんにちは。突然で失礼しますが、お伺いさせていただきたい表現があります。
    ネイティブの方からのメールの最後に、Lol Night:) Speak soon. とありました。
    これは、「楽しい夜を、またね」という解釈で合っていますでしょうか。Lol は(笑)という意味だと思っていたので、一瞬、私の送ったメールが笑われているのかと思ってしまいました。
    よろしくお願いいたします。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。