「brush up」の二つの意味、「brushup」と「brush up」の違い

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

今回、「brush up」と「brushup」という言葉の意味を解説します。「brushup」と「brush up」には二つの意味があります。それは、洗うことと勉強することに関連します。まず、勉強に関する意味をみてみましょう。

「brushup」や「brush up」は「勉強し直すこと」という意味で使うことが出来ます。自分が既に分かることをさらに勉強したい時には、これらの言葉が適切です。つまり、全く勉強していないことや少しだけ勉強したことに対して「brushup」や「brush-up」を使うことが出来ません。例えば、中学や高校では、英語を勉強しましたが、自分の英語力をより磨きたい時には「brushup」や「brush up」を使います。
では、「brushup」と「brush up」の違いをみてみましょう。「brushup」は名詞として使われています。通常、他の名詞と一緒に使います。例えば、

I am going to take a brushup course on English.
私は英語を磨くコースを受けるよ。

「brush up」は動詞で、「brushup」より使われています。「brush up」は日常会話でよく耳にします。

I really need to go and brush up on my English some more.
私はもっと英語を勉強しなきゃね。

You need to brush up on your speaking skills if you want to be a politician.
あなたは政治家になりたいなら、自分の弁舌力をより上達しないといけない。

次に、洗うことを表す「brush up」をみてみましょう。この場合、「brush up」は準備をする時に、顔を洗って、小綺麗にすることです。これは母が子供によく言う台詞です。

Go and brush up before we go out.
出かける前に、顔を洗いなさい。

名詞の「brushup」もこの意味で使えます。通常、「have a brush-up」というパターンで使われています。

We are going to be out for a long time, so you should have a wash and brush up.
私たちは長い時間出かけるから、顔を洗って身繕いをしてね。

動詞の「brush up」を使う時には、前置詞の「on」 に気をつけて下さい。勉強の話では、「on」を使いますが、身繕いの話では、「on」を使いません。また、名詞の「brushup」はたまに「brush-up」というふうにも綴ります。

7 件のコメント

  • Hi,
    I didnt know i have to use ‘on’ with ‘ brush up’ when i use it for something about study. It’s good to know.
    日本語では「リスニングをブラッシュアップする」のように、なかばカタカナ語になっているので、前置詞が必要とは知らなかったです☆
    Thank you.

  • Hi, Luke
    I enjoyed your new article about “brush up”. May I ask a question? Is it all right if I I use “with” instead of “on”, like “brush up with my English” ? In this case, is there any difference between on and with?
    Thanks!
    Beijingtaitai

  • Hi,
    People in my office uses “brush up” not for skills or study but on articles like,
    “Brush up this drawing”, “Brush up the design”. Can I say this is wrong?
    Thanks,

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。