英語で喧嘩をする時に使える表現と単語

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

喧嘩の英語
今回、皆さんに英語で喧嘩する際の力をレベルアップするためにいくつか役立つ英語表現や単語を紹介します。

まず、「splitting hairs」という英語表現をみてみましょう。「splitting hairs」は髪を一本ずつ分けることという意味になりますが、些細なことにこだわっている、どうでも良いことにこどわる、無用な区別という意味で使われています。相手が言い訳をしている時に、 この表現はぴったりです。

(皆さんが英語の発音練習が出来るように、以下の文章を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

1. I think you are just splitting hairs. The fact of the matter is that you are completely selfish.
それはただの屁理屈だと思う。要は、あんたが自己中ということだ。

2. Stop splitting hairs. You know you are in the wrong.
細かいことをいうなよ。お前が悪いんだろ。

上記の例文の「you are in the wrong」というフレーズは英語でよく耳にします。意味は、 「you are the one who is to blame」、つまり「あなたのせい」、「あなたが責められる べきだ」という意味に近いです。ちなみ、反対する際には「you are in the right」という表現があります。

3. I am the one who is in the right here!
今回は、おれが正しいよ!

次は、「捻る」という意味の「twist」という動詞です。これもよく喧嘩で使われています。

4. twist the facts  
twisted logic
twisted argument
twisted truth

相手が事実を捻じ曲げようとした時に 、「twist」という動詞が役に立つでしょう。この場合は、「twisted」はねじ曲げられたという意味になります。相手が真実をわざと歪めて話している時に使います。

5. You are always trying to twist the facts.
あなたはいつも、事実をねじ曲げているよ。

6. That’s just twisted logic.
それは屁理屈にすぎないよ。

次は、喧嘩の時に強い表現力を発揮する形容詞を紹介します。「ridiculous」、「absurd」、「far-fetched」です。喧嘩の際、これらの形容詞の意味はどれも似通っているように思います。 「absurd」には道理に合わないというニュアンスがあり、「far-fetched」には「こじつけの」というニュアンスがあり、「ridiculous」には「ばかげた」というニュアンスがあります。

7. You are being ridiculous!
You are being absurd!
その馬鹿げたことをやめなさい。

8. That’s an absurd claim!
That’s a ridiculous argument to make!
その議論は途方もないよ。

9. Just stop making such far-fetched excuses.
取ってつけたような言い訳をするなよ。

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。