「black sheep」という表現の意味と使い方

Luke
こんにちは、イギリス生まれ、東京在住英語教師と作家のLukeです。


今日は「black sheep」という表現を取りあげます。
「Every family has a black sheep.」と言われますが、どのような意味でしょうか。

「black sheep」には厄介者という意味があって、組織の中では、評判の悪い人に対してよく使われています。そこから、上の文章では、どんな家にも厄介者はいるという意味になります。

My Auntie May is the black sheep of the family. She joined a motor cycle gang when she was young and now runs a tattoo parlor.
メイ叔母さんは家族の厄介者だよ。若いころは暴走族に入っていて、今は入れ墨店を経営しているよ。

I’m a bit of a maverick and was always the black sheep of the family.
俺はわが道を行くタイプで、かつては家の厄介者と思われていた。

ではなぜこのような意味になるのでしょうか。一見、この表現には人種差別的な響きがあるように見えますが、そうではありません。昔は、黒い羊の羊毛を染めることが出来なかったので、白い羊毛と比べると、価値が低かったのです。そのため、羊飼いは黒い羊が好ましくないと思っていました。
ちなみに、ロシア語では、「白いカラス」という表現には同じ意味があります。黒いカラスの中では、白いカラスが目立つからです。
「black sheep」は家族だけではなく、それ以外のグループでも使えます。例えば,

the black sheep of the company
Hollywood’s black sheep
football’s black sheep

「sheep」は単数形と複数形が同じなので、「black sheep」が単数か複数を区別するために、単数の場合は、「the black sheep of the …..」というパターンを使います。「black sheep」が何人かいる場合は「…..’s black sheep」というパターンを使います。
この英語表現の説明を読むと、出るくいは打たれるという日本語の表現を思いつきますか出しませんか?

ABOUT LUKEこの記事をかいた人

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。母はアメリカ人、父はイギリス人。イギリスのコーンウォール州生まれ、13歳のとき、アメリカのノースカロライナ州へ。大学卒業した後はワシントンD.C.で雑誌編集者・記者の仕事を経験。その後、新潟県の中学校で英語教師を2年間。現在、東京に在住。著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』(研究者)、『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』 (大和書房)、『「さすが!」は英語でなんと言う?』、「カジュアル系」英語のトリセツ」(アルク)があります。NHK基礎英語1の「4コマでニュアンスを学ぶ基本英単語」、婦人公論の「ティーテイムEnglish」 の連載もあります。 イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。 皆さん、これからもよろしくお願いします。新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

1 個のコメント

  • Hi!! Nice to meet you, Luke.
    Recently, I start to study more English!!
    Your blog is very interesting and easy to read^^
    I want you to keep on writing article!!

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