「大田区」を英語にする時は、 なんと言えばいいのでしょうか。「Ota-ku」や「Ota Ward」の使い方 

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

「大田区」を英語にする時には、 「Ota Ward」や「Ota—ku」と言うことがよくあります。 住所を書く場合は、大田区を「Ota-ku」というふうに英語にしたほうがいいです。一方で、住所としてではなく、英文の書類やメールなどで書く場合は、「Ota Ward」と書きます。 ネイティブは「ku」という単語の意味が分からないので、区の意味を強調したい場合は「ku」という英訳を避けたほうがいいです。しかし、住所を書く時には、意味より手紙や包みが場所に届くことのほうが重要です。

最後に、大田区役所を書く時には、大田が都市ではないのに「Ota City Office」とも言えます。大田区役所のサイトでは、「Ota City Office」が使われています。個人的に僕は、「Ota Ward Office」がいいと思います。
実際、英語圏では国によって、「ward」の意味が変わってきます。例えば、アメリカやイギリスでは「ward」は選挙区という意味になります。でも、東京の場合は「ward」は都市の地区の意味だと、ネイティブは理解しています。 
それでは、住所を書く場合の大田区の使い方をみてみましょう。
〒144-8621
東京都大田区蒲田五丁目13番14号
5-13-14 Kamata
Ota-ku
Tokyo 144-8621
ポイント:「ku」を英語で書く時には「Ota」と「ku」の間にハイフンを入れないといけません。「ward」を書く時にはハイフンを入れません。また、「ku」は小文字で書きます。
書類で大田区を書く場合
I had an important meeting at the headquarters in Ota Ward.
大田区にある本社で、重要な会議がありました。
There are 23 wards in Tokyo.
東京には23の大田区があります。
The ward of Ota is in Tokyo.
大田区は東京にあります。
ポイント:「ward」を英語で書く時にはOtaに付いている場合は頭文字を大文字で書きます。一方で、Otaについていない場合は、頭文字を小文字で書きます。例えば:
Ota Ward
The ward of Ota

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。