英語で犬の鳴き声はなんでしょうか、 犬の10の鳴き声

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

日本語での犬の鳴き声を表す言葉と英語での犬の鳴き声を表す言葉は大分違うので、今回はいろいろな英語の擬音語を紹介してみます。
まず、「bark」という言葉をみてみましょう。「bark」は一番多く使われて、普通の犬の鳴き声を表します。これは犬の吠え声という意味になります。たとえば、

Dogs bark when they are excited and they bark when they are scared.
犬は興奮している時も怖がっている時も吠える。

英語では、犬に関係のない話でも、以下のことわざをよく耳にします。

One’s bark is worse than one’s bite.
口ほどには悪くない,
口は悪いが根は悪い人ではない.

つぎは、「yelp」という言葉です。「yelp」はキャンキャン吠えるという意味になり、よく子犬に対して使います。

The puppy began to yelp when we shut it in the room.
子犬を部屋に閉じ込めたら、キャンキャン吠えるようになった。

そして「bow-wow」は結構有名な英語での犬の鳴き声ですが、実際はそれほど使いません。僕は童話や童謡以外ではこの鳴き声を聞いたことがありません。
次は、「woof」です。「woof」はワウワウのような鳴き声という意味になります。「woof」は動詞として使えます。

The dog woofed because he was hungry.
犬はお腹が減ったので吠えた。

名詞の「woof」を使う時には、多くの場合、「woof」を二回言います。

The dog went woof woof.
犬はワウワウと吠えた。

また、「howl」という鳴き声は狼に対してよく使い、遠吠えをするという意味になります。「howl」は動詞です。

The wolves howled at the moon.
狼たちは月に向かって遠吠えをしました。

犬が怒っている時は「growl」と言います。この「growl」は唸るという意味になり、「growl」も動詞です。
ちなみに、「growl」は犬だけではなく、お腹の鳴る音に対しても使います。

My stomach is growling.
お腹がグーグー鳴っている。

犬が寂しそうに鳴く時には、「whine」を使います。「whine」は「クンクンと鳴く」という意味になります。

The dog is whining because we haven’t let him into the house all day.
今日一日中家に入れて貰えなかったので、犬がクンクン鳴いている。

そして「whine」は犬に限らず、子供に対しても使えます。子供の場合だと、「whine」は愚痴を言うというような意味になります。しかし、子供に対して使うのは、あまり優しくない表現だと思います。

That kid is always whining about food.
あの子はいつも食べ物のことについてごちゃごちゃ言っている。

あと、「yip」は「whine」に似ていますが、一つの短い鳴き声のようなものです。たとえば、犬のしっぽを踏んでしまった時の犬の鳴き声は「yip」がぴったりです。
最後に、「arf arf」も「ワンワン」という意味になります。

2 件のコメント

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    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。