「no worries」の意味と使い方 (ネイティブのスラング辞典と英語発音辞典)

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

オーストラリアに行くと、「no worries」というフレーズをよく耳にします。「no worries」は「心配しないで」というのが基本的な意味なのですが、僕はこのフレーズを使うと、少し気分が良くなります。何故なら、「no worries」をよく使う人は、大きな出来事を落ち着いて受け止めるというようなイメージがあるからです。なので例え大変な事を頼まれても、良くない出来事が起きても、「no worries」を使うと、周囲に寛大な印象を与える事が出来るでしょう。

ちなみにこれは男女問わず使えるフレーズです。
(皆さんが英語の発音練習が出来るように、例文を読み上げて、録音しました。録音したファイルは以下にあります。)

1. Sorry I just spilled beer on you.
No worries!
あなたにビールをこぼしちゃって本当にごめんなさい。
大丈夫よ!

2. John, there’s a herd of raging elephants charging towards our town! What do we do?
No worries. Leave it to me.
ジョン、怒り狂った象の群れが俺らの街に向かって突撃してくるよ。どうしよう?
心配するな。俺に任せとけ。

イギリスで、「no worries」というフレーズは、最近になってよく使われるようになりました。
そして、「thank you」と言われた時に、「no worries」と答える人もいます。 通常、「you’re welcome」と答えますが、「no worries」も、ほぼ同じ意味に当たります。

3. Thank you so much for giving me a lift.
No worries!
乗せてくれて、ありがとうね。
どういたしまして!

4 件のコメント

  • Lukeさん
    いつも拝見させていただいております。
    さて、質問ですが、点呼とか、名前を呼ばれた時のかっこいい返事の仕方とかありますか。
    日本では、「田中さん!」「はい、おります」など、まあ、全然かっこよくないけど、ごく普通の返事の仕方があります。
    そこで、少しお茶目と言うか、おっ!と思わせて、ちょっとかっこいい返事の仕方を教えていただければ、幸いでございます。
    何卒、よろしくお願いいたします。

  • Leave a Reply to Bobo コメントをキャンセル

    記事を書いたLukeについて

    英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。