英語の履歴書の書き方 ー 日本の履歴書、英文CV、英文レジュメの違い。

Luke

こんにちは、イギリス生まれ・東京在住、英語教師で作家のLukeです。今週、僕が書いたオノマトペ(擬態語・語音後)についての本 が出版されました。是非チェックしてみて下さい!

英文履歴書と和文履歴書はどういう風に違うのでしょうか。英文履歴書の作成は、日本語の履歴書を英語に置き換えるだけのものではありません。自分の日本語の履歴書をそのまま英語に訳しただけでは、自分を売り込むことはできません。
最初に言いたいことは、英語圏の履歴書は国によって異なると言うことです。アメリカでは履歴書はresume「レジュメ」と呼ばれます。イギリスおよびオーストラリア、ニュージーランド、香港などでは、「curriculum vitae」や「CV」(カリキュラム・ビィータイ)と呼ばれます。名前の違いだけではありません。アメリカのレジュメやイギリスのCVでは、その内容や書き方も異なります。

CVとは

英文レジュメは自分の売り込みが主たるものですが一方、英文CVは自分の売り込みというより、自分の経歴を年代順にまとめたものです。それと、CVにはもともとラテン語で、「course of my life」という意味がありますので、その使途は自分の歴史を紹介することです。レジュメより、昔の学歴や職歴を詳しく記載しますので、CVは通常2ページで、レジュメは通常1ページです。アメリカやカナダの医師や研究者は多くの場合自分の出版物をリスト化して記載しますので、レジュメではなく、CVを使います。
アメリカやイギリスの求職者は会社より、会社のポジションに焦点を合わせます。一方で、日本人の求職者は多くの場合ポジションより、会社の質がメインで、採用されたら、会社により、会社の都合に合う職務に振り分けられています。求職者は、この違いを十分に理解した上で、どのような履歴書を書くべきか決める必要があります。英文CVも、英文レジュメでも重要なことは、その会社がもとめているポジションにどれだけ自分が適切しているか、その履歴書を通して採用者を説得することです。

レジュメとは

英文レジュメは、その書き方において、三つの大きい特徴があると思います。

順番

コンビニで買う定型の履歴書の用紙と違って、英文レジュメは任意の形式をコンピュータなどで作成しますので、順序を自由にアレンジができます。そこで、まず自分の長所を採用者が一番見やすい位置に記載します。例えば、新卒の学生の場合、仕事の経験が少ないので、一番目立つところには最終学歴を書いて、それあとに職歴を書きます。そして、書き方の順序としてもう一つ大事なことがあります。それは、和文履歴書の場合、古い順から記載するというやり方と違って、英文レジュメの場合は学歴や職歴を新しい順に書かなければなりません。

売り込む

英文レジュメの目的は、自分のことを売り込むことです。学校の名前や会社の名前を書いただけでは足りません。自分のレジュメにはなぜ自分が他の人より、そのポジションに適任なのかという事を訴えないといけません。るものでないなぜ自分の教育が他の人より適切なのかや、なぜ自分の仕事の経験が他の人より適切なのかというポイントを強調しないといけません。現実的にいうと、多くの場合他、求職者の経験内容が自分のものより適任性において高い確率であるので、自分の経験を他の人より上手に説明しないといけないし、自分の経験を応募先の会社に、魅力的に感じさせないといけません。つまり、英文レジュメは、本当に一般の広告の表記の仕方と、色々な共通点がありますので、レジュメを書きながら、レジュメは自分の売り込み広告である、という風に考えて、自分の経験を漏れなく飾り付け、派手な記述にします。もちろん、嘘を記載する事はできませんけど、アメリカでは、自分を売り込むことや自分の成果を誇示することが当然なことです。

活動

英語のレジュメでは、職歴や学歴だけではなく、活動、アルバイト、ボランティア活動、趣味や希望も書きます。つまり、自分を売り込むことをすべて書きます。
この説明が、英語圏のレジュメやCVをより理解するのに役に立てばいいとおもいます。次回は、書き方やテンプレートを書いてみて、具体的にどうやってレジュメを書きますかという質問に対応します。

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記事を書いたLukeについて

英語の教師と作家。父はイギリス人、母はアメリカ人。イギリス生まれ、13歳でアメリカへ。卒業後はワシントンDCで記者。現在東京に在住。著書に『この英語、どう違う?』(KADOKAWA)、『とりあえずは英語でなんと言う?』 (大和書房)、など。NHK基礎英語1と婦人公論の連載。