セミコロンの使い方 ー ネイティブの説明

  

今回は英語のセミコロンの使い方を説明します。英語の句読点がボディービルダーの競争をしたとしたら、どの句読点が勝つのでしょうか? コンマは骨と皮ばかりで、絶対に負ける句読点だと思います。セミコロンはコンマより筋肉が付いているし、勝負のコツを心得ています。でも、コロンと競ったら、負けそうです。なぜかというと、コロンはもっと背が高くて、もっとがっしりしている句読点だからです。でも、ピリオドは段違いに強いです。ピリオドは句読点のアーノルド・シュワルツェネッガーです。

そこで、句読点に順位を付けるとしたら、ピリオドは一位、コロンは二位、セミコロンは三位、そしてコンマは四位になります。 このランキングを覚えておく役に立ちますよ。昔は、句読点は構文ではなく、呼吸パターンで決められたので、コンマは一番短いポーズでした。セミコロンのポーズはコンマのポーズの二倍の長さで、コロンのポーズはセミコロンのポーズの二倍の長さで、ピリオドはコロンポーズのの二倍の長さでした。現在では、この決め方は殆ど使われていませんが、困った時には、この簡単な方法が役に立つと思います。

セミコロンはピリオドより弱いので、二つの文を一体化する時に、それらの共通点を強調できます。 二つの文は共通点がない場合、セミコロンは使えません。一方、セミコロンはコンマより強いので、接続詞抜きで二つのセンテンスを結べます。 実は、接続詞とセミコロンを合わせることはとても珍しいです。

セミコロンの基本的な使い方は:
文A ; 文B

文Aと文Bに強い関連性がある場合、セミコロンを入れることが出来ます。 多くの場合、文Bは文Aの原因あるいは結果を説明します。 あと、文Bは文Aに追加したコメントとしても使われます。

理由の場合

I have a bad foot; I can’t run today.
意味: 僕は足が痛いので、今日走れないよ。

コメントを追加する場合
I am going to the office; I will be there for a long time.
意味: 会社に行ってきます。それに、長い時間いる予定です。

これらの文では、コンマも使えますが、使い方に違いがあります。 コンマを使いたい時には、等位接続詞を合わせて使わなければいけません。 ちなみに、ページの以下には等位接続詞と接続副詞を説明する表を掲載しています。

コンマの使い方:
文A , 等位接続詞文B

理由の場合

I have a bad foot, so I can’t run today.
意味: 僕は足が痛いから、今日走れないよ。

コメントを追加する場合
I am going to the office, and I will be there for a long time.
意味:会社に行ってきます。そして、長い時間います。

「so」という等位接続詞は理由を示します。 そして、「and」という等位接続詞は追加された情報を示します。つまり、コンマと「and」や「so」などの等位接続詞を合わせて使う代わりに、セミコロンを使うという考え方はいいと思います。 しかし、コンマはセミコロンよりもっとずっと多く使われています。 セミコロンは控えめに使って下さい。 リストで使われている場合以外では、セミコロンが沢山ある文はネイティブには強い違和感を与えます。
コンマを使う文とセミコロンを使う文の意味は同じだといっても、感覚が違います。コンマの文は等位接続詞を使うので、関連性がより詳しく説明されます。セミコロンは具体的に関連性を示しませんので、関係がかなり曖昧です。 もちろん、上の文では、ピリオドも使えますが、そうすると文の関連性がセミコロンより曖昧になります。

ピリオドの使い方:
文A . 文B

理由の場合
I have a bad foot. I can’t run today.
意味: 私は足が悪い。今日走れないよ。

コメントを追加する場合
I am going to the office. I will be there for a long time.
意味:会社に行ってきます。長い時間いる予定です。

ピリオドを使う時には、文がとても短くなるので、ぎくしゃくした印象を与えてしまいます。

文の関連性をより強く強調したい場合は、セミコロンと接続副詞を合わせて使います。 セミコロンは、等位接続詞と違って、接続副詞がよく組み合わされて使われています。
セミコロンと接続副詞の使い方:

文A ; 接続副詞 , 文B

注意:コンマとセミコロンを両方使います。

理由の場合
I have a bad foot; therefore, I can’t run today.
意味:僕は足が痛いから今日走れないよ。

コメントを追加する場合
I am going to the office; moreover, I will be there for a long time.
意味:会社に行ってきます。 しかも、長い時間います。

セミコロンと接続副詞の組み合わせは文の関連性をもっとも強く強調する構文です。全然曖昧な感じがありません。しかし、このせいで、少し理論的過ぎる印象またはしつこい印象を与える可能性があります。

使い方 等位接続詞 接続副詞
追加 and additionally, moreover, furthermore, besides
対比 but, yet however, nevertheless, on the other hand, in contrast
理由・結果 so therefore, thus, hence, as a result, accordingly, consequently

著者のLukeについてのページはこちらです。 著書に『イギリスのスラング、アメリカのスラング』、『この英語、どう違う?』、『「とりあえず」は英語でなんと言う?』(13万部突破!)があります。

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Lukeについて

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。僕はアメリカとイギリスのハーフで、現在東京で翻訳の仕事をしています。生まれてから13年間をイギリスで過ごし、アメリカに越して11年間生活をした後日本に来ました。イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。日本人の人柄と和食、そして日本語が好きなのでまだまだ日本にいるつもりです!皆さんこれからもよろしくお願いします。 新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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コメント

  • minka says:

    I enjoyed your explanation! :-)

  • ララ says:

    わかりやすく、詳細にわたる説明を ありがとう!

    句読法について、これまで自分が理解していたことが、ルークの説明の
    おかげで、さらに 明確になりました!

    私の生徒たちにも伝えますね!
    (英語教員を20年くらいやってます)。

    ララ

  • Pudding says:

    I got the picture … but I wonder if it’d be odd if I said: I have a bad foot; I can’t run today.
    You said, “多くの場合、文Bは文Aの原因あるいは結果を説明します。” , but you also added, “文Bは文Aに追加したコメントとしても使われます。” I wonder if the sentence, “I can’t run today” can be taken as an additional comment or something like that. Am I twisting your words? …I’m afraid I am…

    • Luke says:

      Hi Pudding,
      Yes, I think that your sentence would work if you think about the second part as being an additional comment.

  • mikan says:

    わかりやすい説明ありがとうございます。Lukeさんは、自分で文章を書くときに、セミコロンを使いますか?Lukeさんの説明を読みながら、私は、”コンマと接続詞”を使うから、セミコロンが使えなくても、不便ではなかったのだな~と、納得。しかし、コロンやセミコロンを適切に使えれば、文体が簡潔でシャープな文章が書けるような気もします。セミコロンを使ったほうがいい場合って、ありますか?

    • Luke says:

      Hi Mikan,
      I really don’t use semicolons that often and most native speakers I know don’t either. Commas are far more important than semicolons are. Still, if you are writing a novel or a story they can come in very useful.

  • Thida says:

    Awsome explanation!
    I am going to quote your reply about native speakers not using semicolons as often. This helps alot.
    Keep up the good work :)

  • viv says:

    こんにちは、Lukeさん

    毎回とても勉強になります。

    セミコロンの用法について調べていたら、他のサイトにて下記の文章を見つけました。

    I discovered an interesting thing about Japanese cell-phones; they are not only used to talk to someone, but to listen to favorite music.

    この文章ではan interesting thingが何かということを後節で説明しているので、前節と後節は[:]で繋ぐべきではないかと思うのですが、いかがですか?

    もし「;」のままで良い場合、仮に接続副詞を使って書き換えるとしたら、どのような単語を使うのが適切でしょうか。

    セミコロンとコロンの明確な使い分けが未だできずにいます。アドバイス頂ければ幸いです。

    よろしくお願いします。

  • ★Mika says:

    Here is a sentence.

    “I live; yet not I, but Christ liveth in me.”

    You expressed both ‘yet ‘ and ‘ but ‘ are Coordinate Conjunction that are
    used with ” , “.

    But,’ yet ‘ is used with ‘ ; ‘ in the above sentence.

    So, ‘ yet ‘ is also Conjunctive Adverb.

    You expressed well about it below.

    文A ; (接続副詞 = Conjunctive Adverb), 文B

    Then,’yet’ can be used with ‘ ; ‘ as Conjunctive Adverb on the sentence.

    On other Japanese web site for learning English looks wrong on the point.

    It is written how to use Conjunctive Adverb below.

    For example,”He tried hard, yet he could not succeed.”

    I think it is the usage as Coordinate Conjunction of ‘ yet ‘.

    Look at the sentence again.

    “I live; yet not I, but Christ liveth in me.”

    There is no ‘ , ‘ after ‘ but ‘ in it ;if ‘but ‘ is Coordinate Conjunction…..(^^;)

  • Mai says:

    英語圏の大学に通っています。ペーパーを書くのにとても為になりました!

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