Toとforの使い分け ネイティブの意見

  

 午前中にじっくり考えていたけど、考えれば考えるほど、英語を勉強している人にとってのforとtoの難しさを段々感じてきました。
日本人が「が」と「は」の使い分けを簡単に理解が出来るのと同じようにネイティブは 「for」と「to」の違いを簡単に感じられます。 
問題はどうやって僕の「for」と「to」の感覚を皆さんにちゃんと伝えるのかでしょう。 

To は直接的な前置詞で、方向を示します。

Toに対する自分の感覚を説明してくださいと言われたら、僕はこういうふうに答えると思います。To は直接的な関係を表わす言葉です。
 くだらないけど、比喩を作るとしたら、toはレーザーに似ています。Toは前の言葉の残光を集中させて、その光の焦点がtoの次の言葉になります。
To は実際には一つの意味しか持っていません。それは方向を示します。もちろん、時間の方向や抽象的な方向も含まれています。

For は間接的で、利益を貰うこと、目的や受け入れることを表わします。

Forにはtoと比べれば、間接的な、曖昧な感覚があります。Forは強い方向を示しません。
Forは「主語のゴール」や「人のために」という意味で用います。Forは具体的にどうやってこのゴールに達成するのか説明していません。

以下の混同しやすい英語を見てみましょう。

1.He is going to go to the ball.

2.He is going to go for the ball

両方の英語は正しいけど、意味が違います。1)まずは、going to は未来系だから、意味はこれから、彼はボールの方へ行く(へ歩く)。 
そして2の意味は「これから、彼はボールを狙って、取ろうとする。」 ということで、
2番目の文章ではボールが彼の目的です。1番目ではボールが彼の到着点です。

1. She is going to New York.
彼女はニューヨークへ行きます。

2. She is leaving for New York.

彼女はニューヨークに向かいます。

1番目の文章では彼女はNew Yorkに直接行きます。2番目ではNew York が彼女の最終目的だけど、直接行くかどうかは不明です。

1. John lent his book to Taro.

ジョンは太郎に本を貸してくれました。

2. John bought a book for Taro.

ジョンは太郎に本を買ってくれました。

どうして1番目の文章はtoを使うけど、2番目の文章はforを使うのでしょうか? 
ぱっと見ると、文章中の動作が似ています。ただ、1番目では、本はもう太郎に手渡したという意味を込めているけど、2番目では、
本はまだ手渡していません。 ですので、一番目は到着点があるので、toを使います。 2番目はただの目的です。 
Forの間接的な感覚とtoの直接的な感覚がもう少し分かりますか?

1. John is making a call to a taxi company.

ジョンはタクシー会社に電話している。

2. John is calling for a taxi.

ジョンはタクシーを呼んでいます。

1番目ではジョンはタクシー会社までに直接的な動作を行います。2番目ではジョンはタクシーを呼んて、今タクシーが来ます。
2番目のforはfor を受け入れるというニュアンスをよく伝えていると思います。この以下の例文もforの受け入れる意味を伝えています。

例えば、wait, call, hope, wish やwatch はよくfor を使います。

I am waiting for you.

あなたを待っている。

I am hoping for a present.

プレゼントを望んでいる。

I am watching for the train.

電車が来るのを見ている。

I am wishing for a present.

プレゼントがくるのを願っている。

全部の文章には、何かが主語のところに来るという意味があります。

1.John wrote a letter to you.

ジョンはあなたに手紙を書いた。

2.John taught Englisih to you.

ジョンはあなたに英語を教えた。

3.John taught English for Dan.

ジョンはダンに代わって英語を教えた。

ジョンはダンのために英語を教えた。

4.John wrote a letter for you.

ジョンはあなたのために手紙を書いた。

1番目と2番目ではtoは方向を示しています。(手紙の宛先と教育の対象)3番目と4番目ではforは利益を貰う相手を示しています。
3番目ではどうやってダンは利益を貰うのかはっきり書いていません。そのため、二つの可能性があります。もしかしたら、ダンは先生で、
ジョンはダンの代わりに英語を教えてくれるのかもしれません。またもしかしたら、ダンは生徒で、ジョンはダンのために英語を教えてくれるのかもしれません。
つまり、ジョンには英語を教えるのは別に楽しくないし、ダンの英語が上手になるために英語を教えています。

以下の動詞はtoを使います。

Lend  貸す

Tell  話す

Pass 手渡す

Write 書く 

Send 送る 

Hand 手渡す

Give 上げる くれる

Show 見せる

Teach 教える

以下の動詞はforを使います。

Buy 買う

Make 作る

 
Get 手に入れる

Find 見つける

Choose 選ぶ

Cook 料理する

Leave 残す

Sing 歌う

Play 演奏する

今回の説明は長くなってしまってすみません。 やっぱり、to とforの違いは本当に複雑ですね!

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Lukeについて

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。僕はアメリカとイギリスのハーフで、現在東京で翻訳の仕事をしています。生まれてから13年間をイギリスで過ごし、アメリカに越して11年間生活をした後日本に来ました。イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。日本人の人柄と和食、そして日本語が好きなのでまだまだ日本にいるつもりです!皆さんこれからもよろしくお願いします。 新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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コメント

  • goby says:

    又、質問させてもらいます。
    「私にとって、重要だ」と云う場合、以下の文が考えられると思いますが、

    1.It is important to me.
    2.It is important for me.

    1.は「私にとって非常に重要だ。」
    2.は「それほど重要ではない」と、考えてよろしいでしょうか?
    私は、定年後のボケ防止(英語で何と言うのでしょうか?)に英語を一人で勉強していますので、回答は急ぎません。宜しく、お願いします。

  • Luke says:

    Hi Goby,
    Thank you for the comment. That’s an interesting question. I wouldn’t say that there is too much of a difference between the two phrases. I think that your definition for 1 is correct. 1 seems more emotional and direct, 私にとってそれ自体が大事です。
    whereas 2 seems to suggest that the object is important for a particular purpose. 私にとって何々の目的のためにそれが重要です。I hope that helps.

  • goby says:

    早速の回答、ありがとうございます。

    観念的には分かったような気がしますが、
    二つの文に大きな差異がないと云うことで、ちょっと安心しました。
    日本語に訳すと両者とも、「それは重要です」になってしまうと思いますが、
    例文が悪かったと思います。
    It でなく、主語を具体的に示すべきでした。
    今度このような文に出会ったら、もう一度、回答を読み直してみたいと思います。

    今後とも、宜しくお願いします。

  • goby says:

    いつも、回答ありがとうございます。

    もう一度、to とfor について質問させてください。
    今日、次の文に出会いました。
    Life’s been good to me.
    これは「私にとって、いい人生だった」になると思いますが、以下のように、
    Life’s been good for me.
    forにすると、「私にとって、この文には書かれてない何かの目的のために、いい人生だった」と云うことでしょうか?
    あるいは、
    「人生と云う目的のために、いい人生だった」、と云うことでしょうか?

    以上、宜しくお願いします。

    伊藤

    • Luke says:

      Hi 伊藤さん、
      返事が遅くなって、すみません! 「Life’s been good to me.」を直訳すると、人生が私を優しく扱ってくれたという意味になります。つまりいい人生を送った死にそうになる人が上のフレーズを使えます。「私にとって、いい人生だった。」は英語で、「To me, life has been good」になります。言葉の順番が逆になるのです。
      「Life’s been good for me.」は同じ意味になります。「私にとって、いい人生だった。」

  • のん、 says:

    toが2人でする動作、forが1人でもできる動作と捉えても大丈夫ですか?

  • はま says:

    Luke先生これについてはいかがでしょうか?
    The American Ambassador to/for/of Japan
    私の日本語感覚だと”of”が一番しっくりきます。
    その次は”for”で、どうして”to”が使われるのかわかりません。
    この”to”が方向を指しているようには思えないからです。
    教えていただけませんか?

  • ★Mika says:

    Hi LUke,

    Is the following feeling right?

    1.)

    ・He is going to go to the ball.

    ( It’s 100% he will do it )

    ・He is going to go for the ball.

    ( He thinks he will do it )

    2.)

    ・She is going to New York.
     彼女はニューヨークへ行きます。

    ( NY is her aim )

    ・She is leaving for New York.
     彼女はニューヨークに向かいます。

    ( Her aim is around NY )

    3.)

    ・John lent his book to Taro.
     ジョンは太郎に本を貸してくれました。

    ( It’s result )

    ・John bought a book for Taro.
    ジョンは太郎に本を買ってくれました。

    ( It’s reason ) 

    4.)

    ・John is making a call to a taxi company.
     ジョンはタクシー会社に電話している。

    ( the way is clearly )

    ・ John is calling for a taxi.
     ジョンはタクシーを呼んでいます。

    ( the way is not clearly )

    5.)

    ・I am waiting for you.
     あなたを待っている。

     ( reason )

    ・I am hoping for a present.
     プレゼントを望んでいる。

     ( reason )

    ・I am watching for the train.
     電車が来るのを見ている。

     ( reason )

    ・I am wishing for a present.
     プレゼントがくるのを願っている。

      ( rason )

    6.)

    ・John wrote a letter to you.
     ジョンはあなたに手紙を書いた。

     ( only you )

    ・John taught Englisih to you.
     ジョンはあなたに英語を教えた。

      ( only you )

    ・John taught English for Dan.
     ジョンはダンに代わって英語を教えた。

     ( reason: because,Dan is sick )

     ジョンはダンのために英語を教えた。

    ( reason:Dan’s skill-up rather than John )

    ・John wrote a letter for you.
     ジョンはあなたのために手紙を書いた。

     ( reason:because of you )

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