thatとwhichとwhoの違い

  

日本人と同じようにネイティブもthatかwhichかwhoかをよく混同してしまいます。ネイティブにとっては、一番使い方が難しいのはthatです。
なぜなら、thatは他の関係代名詞と似ているからです。
アメリカとイギリスの学校では、次のような関係代名詞のルールがよく教えられいます。
人を表わす言葉の後に、whoを付けます。 そして、物を表わす言葉の後に、thatかwhichを付けます。
例えば、

The man who is happy is singing in the tree.
嬉しそうな男の人は梢で歌っている。
The building that burnt down last year is being rebuilt.
去年焼失したビルは建て直しているところです。

しかし、日常英語では、人を表わす言葉の後に「that」を付ける文章はよく耳にします。

The guy that got robbed was asleep.

The guy who got robbed was asleep.

置き引きされた男性は寝ていた。

The man who wanted to fly.

The man that wanted to fly.

「飛びたかった男の人」

The house which is green

The house that is green

「緑色の家」

「That」を使っている文章は少しくだけた感じがするけど、訳を見れば分かる通りに、文章の意味は変わっていません。
それでは、いつ「that」という関係代名詞を使えばいいのでしょうか? どうやって「that」は 「which」や「who」と区別されるのでしょうか? 
Thatは「which」や「who」と違って、先行詞を定義する時にしか使いません。
「Who」や「which」に続く関係節は時には先行詞が必要で、時には必要がないわけです。
一方で、「That」に続く関係節はいつも先行詞が必要です。つまり、先行詞が不定代名詞の場合は、「that」を使うことが出来ます。
これはちょっと分かりにくい説明だと思うので、例を挙げます。
皆さん、とてもとても厳しいアメリカの高校を想像してください。ある日、生徒の一人はカフェテリアから林檎を盗んだとします。
その結果、カンカンに怒った校長先生は探偵を呼びます。次の日、探偵はカフェテリアの事件現場を捜索し、赤い糸を見つけ出します。
そして、この一つの赤い糸を手がかりに探偵は事件を解決します。夕方、校長先生から指示で、全ての生徒を呼んで、
生徒は体育館に集まります。探偵は登壇して、犯人の正体を発表します。しかし、探偵は生徒の名前を知らないので、以下のような英語で生徒の正体を明かします。

The boy that’s wearing the red shirt is the thief. That’s right everybody! The boy who is wearing the red shirt is in fact this school’s thief.
赤いシャツを着ている男子生徒が泥棒です。 その通り! 赤いシャツを着ている男子生徒
がまさしくにこの学校の泥棒だよ。

もし、全ての生徒の名前を知っている校長先生が犯人の正体を明かしたら、「that」という関係代名詞は使えません。

Dan, who is wearing a red shirt, is the thief.  「正」
「赤いシャツを着ているダンが泥棒です。」
Dan, that’s wearing a red shirt, is the thief. 「誤」

どうして、探偵は「that」を使えるけど、校長先生は「that」を使えないのでしょうか?

答えは、関係節が違うからです。 これらの文章の関係節は「wearing a red shirt」です。 
そして, この関係節は一般的な名詞の「boy」を特定します。つまり、この節がなかったら、「boy」が誰だと分かりません。
一方で、同じ関係節は「Dan」という名前を特定していません。なぜなら、この節がなくても、「Dan」が誰だと分かるからです。
Danは名前だからこそ、「赤いシャツを着ている」ということは特定する、不必要な情報です。「Boy」は一般的な名詞だからこそ、
「赤いシャツを着ている」ということは特定する、必要な情報です。つまり、「that」はこのような必ず特定している関係節にしか付けません。

以上の文章には、もう一つの違いがあります。それは「Dan」と「who」の間にコンマが置いてあるが、
「boy」と「who」の間にコンマが置いてないことです。コンマは次のルールに従います。「Who, which, where」という関係代名詞と不必要な、
特定していない関係節の間にはコンマを入れるのがルールです。

Guys that like sports are right up my street.  「正」
スポーツが好きな男性はタイプです。

Guys who like sports are right up my street.  「正」
スポーツが好きな男性はタイプです。

The prince’s car, which has big leather seats, is extremely luxurious.  「正」
大きい革シートがある、王子さまの車はとても豪華だよ。

The prince’s car, that has big leather seats, is extremely luxurious.  「誤」
大きい革シートがある、王子さまの車はとても豪華だよ。

The car that has big leather seats is extremely luxurious.  「正」
大きい革シートがある車はとても豪華だよ。

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関係代名詞のクイズ

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Lukeについて

こんにちは、筆者のLuke Tunnicliffeです。僕はアメリカとイギリスのハーフで、現在東京で翻訳の仕事をしています。生まれてから13年間をイギリスで過ごし、アメリカに越して11年間生活をした後日本に来ました。イギリス、アメリカ、日本で経験した様々なことをこのサイトに生かし、皆さんにお届けしたいと思っています。日本人の人柄と和食、そして日本語が好きなのでまだまだ日本にいるつもりです!皆さんこれからもよろしくお願いします。 新着記事を読みたい方は、ぜひ英語 with Lukeをフォローして下さいね。

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コメント

  • uni says:

    やっぱり関係代名詞は難しいです。。。

    • アーサー says:

      明日の期末テストに関係詞が出るのですが
      やはり難しく、悪戦苦闘しています・・・。

      whomやwho、whichなどの関係詞が混じってしまいます。

      • Luke says:

        Hey Arthur,
        Yes, 関係詞 are some of the most difficult things in English to learn I think. Good luck on your test!

        • アーサー says:

          Thank you very much Luke!
          I like English, but it’s difficult for me to learn English.

          I’m a high school student.I’m sixteen.
          I want to go abroad in the future.
          So I have to study English hard!

        • Kalyn says:

          That’s an inegilletnt answer to a difficult question xxx

  • Bobo says:

    Hi Lukeさん,

    わたしも関係代名詞の使う際にしばしば頭が混乱します。
    whichの前にコンマがあるかないかで文の解釈は変ったと思いますが、自信がなくなってきました。確認のため下記2つの文章の解釈があっているかどうか教えていただければ幸いです。

    A) The prince’s car, which has big leather seats, is extremely luxurious. 
    B) The prince’s car which(またはthat) has big leather seats is extremely luxurious. 

    Aの場合は、王子さまの車は1台しか存在せず、その車には大きい革シートがある。
    Bの場合は、王子様が2台以上車を持っているかもしれないが、この文だけではそれはわからない。でも、大きい革シートのある車はこの1台のみ)

    回答はお時間があるときで構いません。
    よろしくお願いします。

  • 10 says:

    what は 関係代名詞ではないんですか?
    フィニアスがI know what we’re gonna do today! 
    と言うのですが、これって関係代名詞ですよね?

  • 椿龍 says:

    英文を書く仕事をしているので、たまに参考に寄らせてもらっています。
    今までいろんな説明を受けたり読んだりしましたが、一番わかりやすく、
    関係代名詞thatとwhichの使い方が確認できました。
    これからもまた寄らせて貰います。
    ありがとうございました。

  • はな says:

    ありがとう よくわかりました!

  • はな says:

    英語の質問でなくて恐縮です。
    「梢で男の人が歌う」っていうのはちょっとイメージが難しいかもです。
    木陰で?という事ですかね。

  • Anonymous says:

    説明わかりづらい…

  • Gunawansebayang says:

    A piece of ertudiion unlike any other!

  • ★Mika says:

    Hi Luke,

    In this case,your explanation’s ‘ Futei-daimeishi ‘ in Japanese may not applicable to express ‘ boy ‘ in English.

    ‘ Futei-daimeishi ‘ means below:
    one、none、some、any、other、another、each、every、both、all、either、neither,
    someone、anyone、no one、everyone、somebody、anybody、nobody、everybody、
    something、anything、nothing、everything and others.

    On the other hand,’ boy ‘ is not a ‘ Futei-daimeishi ‘ but a ‘ noun ‘.

    I think you’d like to say ‘ boy ‘ not specified yet in the sentence.

    When you say a person,you feel that ‘ boy ‘ is unknown.
    When you say a person with the name,you feel that ‘ boy is known.

    To know the feeling seems to be important for understanding the usage you explained.

    By the way,I’m a Japanese born in center Tokyo.
    So,if I hear someone’s name,I may not feel that the name’s person is known.
    Because,many ‘ Dan ‘ could be there.
    Additionally,’ name of Dan ‘ does not represent his nature.
    You explaind that a school principal knew ‘ Dan ‘.
    But,I don’t believe in ‘ school principal ‘.lol

    Anyway,it’s just a grammer:
    ‘ boy ‘ is unknown and ‘ Dan ‘ is known.

    For example,how can we express the person below:
    ‘Mr.Tanaka’ and ‘ He is our company’s director ‘.

    ・He is Mr.Tanaka,who is our company’s director.

    I think the above sentence is correct.

    However,how can we express the opposite one?

    ・He is our company’s director that is Mr.Tanaka.

    I think the above sentence is not correct.
    Becaese,I feel the following one is more natural.

    ・He is our company’s director whose name is Mr.Tanaka.

    How do you feel those sentences?

  • ponpoko says:

    いつも分かりやすい説明ありがとうございます。
    ただ、上の説明と文例を見ると、①人の先行詞があって、②それを関係節が定義する、という条件が揃っていれば、thatでもwhoでも構わない、ということでしょうか?
    具体的に言うと、生徒の名前を知らない「探偵」も、thatではなくwhoを使っても良いのでしょうか?
    どちらを使っても良いとしたら、探偵はどのように使い分けるのでしょうか?

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